青いバス停

There have been buses for more than 90 years in Otsu City. 「専攻?」である大津営業所管内の京阪バスの歴史を主体とした交通関係の記事をはじめ、雑記を記しております。
前回に続き「石山平津町」です。

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前回取り上げた水汲み場近くからバイパスの向こうを見ると「水畝宮」という大きな看板が見えます。

京滋バイパスからはもっとよく見えるので、一体これは何なのだ?とちょっとした話題になっていますが、住宅地図を見ると、鳥居の記号があるので、神社なのでしょう。
「みずうねみや」「すいせぐう」?…読み方が分からないですね。

↓昔からここには「井上長石鉱山」があります。
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京滋バイパスができる前からこの鉱山の建物の雰囲気は変わっていません。昔はこの鉱山のすぐ下を道が通っていたのですが、その道は京滋バイパスの下に取り込まれてしまったのでしょう。

ひとが出入りしているのか、稼働しているのか、全く分かりません。ただ、バイパスを挟んで反対側に当たる前回取り上げた湧水と関係があるのか、ミネラルウォーターの生産も行われているようで、平日にはここで買うこともできる、と書かれています。

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鉱山に温泉や湧水はつきものです。

↓1963(昭和38)年7月20日付産経新聞滋賀版に興味深い記事を見つけました。

S38.7.20Sa 南中に温泉プールb

鉱山の湧水を、旧南郷中学校のプールに使用する、というのです。一体いつごろまで続いていたのでしょうか。

プールを満水にするのに必要な金額は4,300円、1㎥当たり17.5円だというなら、プールの容積は、

4,300(円)÷17.5(円/㎥)≒245.7(㎥)

ということになります。

プールの面積は25(m)×10(m)=250(㎡)で、深さは245.7(㎥)÷250(㎡)より、0.9828mという数字が出てきます。
中学校のプールとしてこの深さはどうなのかと思って調べましたが、文部科学省も水質とその検査については細かく定めているものの、深さに関する規定がはっきりしません。ただ、飛び込むことを考えるとこれは大変浅くて危険なようです。

水を毎日5t入れ替え…厳密には水1t=1㎥ではないのですが、ほぼそれに近いので5㎥を入れ替えるのだとすると、当時は週6日制だから日曜以外と考え、1週間で30㎥、1か月は4.345週間(365/12/7)なので、30㎥×4.345=130.35㎥……。

え?1か月経っても水が半分強しか入れ替わらない?…汚いなあ!!!

医療効果もあって話題にって、その前にレジオネラ菌で死ぬぞ(-_-;)

本当なのかな?何か間違ってないか?

※現在は「学校環境衛生基準」により、浄化設備がない場合は1週間に1回以上全換水することとされています。

そういえば、鉱山と平津の集落とには実はちゃんとつながりがあり、平津会館の南の池のそばに、この鉱山を運営する「井上鉱業株式会社」とその関係会社があったことが古い住宅地図からはっきりしています。偶然でない気がしますね。

鉱山から桜峠に上ります。

この、内畑に続く道とその東西の延長線が「石山平津町」と「石山内畑町」の境界線のようです↓

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↓内畑への分かれ道、つまり峠の天辺の手前に、階段があることに気づきました。

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↓上がってみます。

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↓お地蔵さんでした。

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↓後で気づいたのですが、今の道よりずっと上の方にガードレールが見えたので、旧道はそちらを通っていて、このお地蔵さんも、峠の守り神として、道沿いにあったのかもしれません。

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さっきの階段はこのお地蔵様のための立派な参道だったんですね!一体年に何人ほどお参りするのでしょう?

「石山平津町」の、数少ない人工的な建造物の1つです。

結局、石山平津町が本当に存在するのか、地図によって収録されていたりいなかったりするのはなぜなのか、というところはよく分からず、モヤモヤ感は拭えませんが、桜峠周辺が平津の飛び地だったということは少なくとも間違いはないようで、鉱山と平津の集落本体との何らかの関係もある様子ではありました。

もし何かご存知の方、いらっしゃいましたらお知らせ頂けると幸甚です。
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コメント
この記事へのコメント
初めまして
こんばんは、はじめまして。
何気に石山商店街のパルを検索(なぜ!?)していて、
こちらへたどりついた平津出身、平津育ちの三十代の者です。
ここが平津の集落の飛び地という件ですが、
確かにその通りです。
私の家も、平津町内ではない袴腰山に
なぜかぽつんと小さな小さな土地があります。

理由は…詳しく聞いたことないので、親に聞いておきますw
2015/05/08(金) 21:52:42 | モルモル | #-[ 編集]
Re: 初めまして
モルモル様、初めてのコメントありがとうございます。

> 何気に石山商店街のパルを検索(なぜ!?)していて、
> こちらへたどりついた平津出身、平津育ちの三十代の者です。

パルのことを検索されたい方はやはり時々いらっしゃるんですね。

> ここが平津の集落の飛び地という件ですが、
> 確かにその通りです。
> 私の家も、平津町内ではない袴腰山に
> なぜかぽつんと小さな小さな土地があります。

地図によって現れたり現れなかったり、実に不思議な場所ですね。
また何か分かったことがありましたら、ぜひ情報をお寄せ下さい。
2015/05/09(土) 07:58:59 | 喜撰猿丸 | #HdXTMQ3I[ 編集]
久々に歩いて南郷方面に行った際に、
この辺に「ともや」とか「ワコー」とか
あったなぁと思ってたら、そこからパルが
急に懐かしくなって調べてたのです。
当時のお店の図面とかとても懐かしく拝見させて頂きました。
二階の玩具店で母親の買い物が終わるのを
待ち、一階でコロッケ買って食べたなぁとか思い出が甦りました、ありがとうございます。

石山平津の件ですが、早速親に聞いた所によると、
平津の真ん中を南北に通っている
用水路を整備する際に、
家の前の用水路に橋をかけたり、
維持費をそれぞれの家で負担していく
代わりに、
用水路沿いの家(元々の平津村民)は皆、
あの辺に飛び地をもらったのだと
聞いたとのことです。
土地で補償するとかそんな話なので
かなり昔の話でしょうけど…。

当時も今も山の中ですので、
畑にも出来ない土地をもらっても
意味なかったと思うのですが、
柴刈りにでも使っていたのでしょうか。
2015/05/09(土) 10:13:43 | モルモル | #-[ 編集]
Re: タイトルなし
モルモル様、コメントありがとうございます。
ちょうどインターネットやデジカメが普及するかどうかの頃になくなってしまったせいか、パルのことはなかなかヒットしないですね。
今、「石山 パル」を検索キーワードに入れたら、間違いだと判断されたのか「『石山 バル』で検索しています」という、大きなお世話じゃ!引っ込め!と怒鳴りつけたくなるようなコメントが出て、勝手に「バル」で検索されてしまっていたくらい、もう話題にもならなくなってしまっているのでしょう。

で、検索し直したら、恥ずかしいことに私のブログなんかが先頭にヒットしてしまって、長いこと見もしなかった記事に、最近の記事では見たことがないようなたくさんの「拍手」を頂戴していることに驚きました。

皆さん、「歓びの街パル」の情報に飢えていたのでしょう。
思い出が蘇るなんておっしゃって頂けると、私も書いた甲斐があります。

石山平津町の件もありがとうございます。
用水路の整備費代わりに山をもらうなんて、相当昔のことでしょうね。今なら、「何を言うてるんや!」とか怒り出すひとが出てきそうですね。

> 柴刈りにでも使っていたのでしょうか。

おじいさんは山へ柴刈りに…。確かに薪炭の重要度が全く違いますね。
今なら、太陽光発電とかどうですか(笑)。それも資材を運び込む道がない、開墾する手間が大変とかで、あっと言う間に却下されそうですが。
2015/05/09(土) 23:08:00 | 喜撰猿丸 | #HdXTMQ3I[ 編集]
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