青いバス停

There have been buses for more than 90 years in Otsu City. 「専攻?」である大津営業所管内の京阪バスの歴史を主体とした交通関係の記事をはじめ、雑記を記しております。
1年前の今日、4月2日のダイヤ改正によって大津比叡平線が16号経路(石山駅-国道-大津京駅)と統合され、延伸しました。もともと入出庫の車両の運用が連続していたのを利用し、逆に比叡平から市民病院などに行きやすいようにするという狙いがあったようです(2016年3月16日付京都新聞)。

先日から書いていることではありますが、大津比叡平線の歴史は思えば短縮と延長の繰り返しの歴史でした。

以下に簡単に歴史をまとめました。

1970(昭和45)年12月2日 京都-比叡平 貸切送迎バス運行開始
1972(昭和47)年9月1日  大津-比叡平 貸切送迎バス運行開始
1982(昭和57)年11月7日 京都比叡平線・大津比叡平線 運行開始 (京都側は三条京阪、大津側は西大津駅発着) 貸切バスの一般定期路線化

(この間に国道市民病院発着便が設定される)

1993(平成5)年6月20日 大津営業所移転 大津比叡平線を山科営業所に移管 (国道市民病院発着便がなくなる?)
1998(平成10)年3月21日 「比叡平団地」を「比叡平」に改称。京都比叡山線の一部が比叡平に立ち寄る。その他ダイヤ改正
2009(平成21)年3月20日 比叡平口バス停設置
2011(平成23)年3月19日 大津京駅-浜大津間の運行を廃止(尾花川バス停廃止)
2012(平成24)年9月1日  大津比叡平線のほとんどの便を大津営業所に移管。 比叡平口を経由する66A号経路新設
2016(平成28)年4月2日  大津比叡平線の一部を石山駅まで延長



最近の短縮が、先日から書いております、ちょうど6年前の大津京駅-浜大津間の短縮です。

↓この皇子ヶ丘の運賃表表示の「整理券なし」は浜大津からの運賃です。

IMG_3707.jpg

↓短縮前の路線図。

IMG_2628_20150110162052d6b.jpg

↓大津京駅始発の場合は存在しない「大津京駅」という経由地表示があることが、浜大津始発であることの目印でした。

ssIMG_3781.jpg

↓浜大津行きも大津京駅経由を表す表示がありました。

ssIMG_3710.jpg

↓当時、浜大津から比叡平までの運賃は410円でした。

ssIMG_3772.jpg

↓大津京駅-浜大津間の廃止などダイヤ改正を告知する掲示

ssIMG_3699.jpg

そしてその6年後、尾花川バス停こそ復活しなかったものの、内陸の市役所前回りで浜大津どころか石山駅までの延伸が実現しました。

↓最近、大阪の京阪バスに乗ることがほとんど皆無で、よそのサイトさんを見ることもほぼなくて情報に疎いのですが、なかなかこんなに込み入った表示もないのではないかと思います。

IMG_9872.jpg

IMG_9874.jpg

なぜかローマ字表記があります。

↓4月2日になっても公式サイトの運賃表が更新されていなかったため謎だった、石山駅から比叡平までの通し運賃は500円であることが分かりました。

IMG_9873.jpg

IMG_9865.jpg

運行初日である2日に石山駅から比叡平まで乗車したのは、あまり愉快な体験ではありませんでした。今思えばバカなことをしました。昨年は桜が早くて2日の段階でもう見頃のピーク、おまけに土曜と来たら、国道がすんなり走れるはずがありません。更には、三井寺の前も花見客の車が数珠つなぎ。

初日ということもあってか、石山駅や大津駅から乗り通すひともいましたが、到着時点で10分以上遅れていたので疲れたでしょうね。何より運転手さんが大変です。
ダイヤ通りだと大津京駅で5分程度の「クッション」があるようで、普段は何の問題もないのだろうと思います。

↓大津京駅からは表示が変わります。

IMG_9878.jpg

↓ずっと前からそこにあったかのように自然な、大津駅前の「比叡平」の表示。

IMG_9842.jpg

↓路線図も、石山駅まで入ったものに替えられました。

IMG_9768.jpg

↓でも、ここだけエアロスターKですw しかも「西大津駅」の行き先が「大津京駅」に無理やり替えられています。

IMG_9770.jpg

奇しくも、ちょうど昨日から近江鉄道バスの石山駅-浜大津間の国道経由の路線が土日祝日全面的に運休になります。

公式サイトを見ましたが、時刻表を検索しても経由地や行き先の区別がはっきりせずただ全部「無印」になっているので見にくいことこの上なし。もう会社としての力がなくなって管理能力がないのかと思われます。この程度のこともできないで、ひとの命を預かれるのでしょうか。
需要がないというより、人手が確保できないのかという気もしますが、とにかく異常な事態ではないでしょうか。

大津市もあまり考えを持っていないようです。公式ホームページの「施策・計画」のところを見ても、交通に直接かかわる項目は何もありません。JRと京阪だけあれば何とかなると思っているのでしょうか?妊婦や子連れの親が車を運転しないでも病院や療育施設などに簡単にアクセスできる町になっていなくて、「次世代育成」なんてできるのでしょうか?「だれもが住みたくなる福祉滋賀のまちづくり」なんてできるのでしょうか?
いいことが書いてあっても、それを支えて結びつけるものにあまり目を向けていないのが大津市だと思わざるを得ません。

話が広がってしまいましたが、せっかくの延伸です。何とかもっとうまくいかされ、いい方向に拡大していけばと願ってやみません。

次回からは再び、北部の廃止路線を追い掛けます。

関連記事
スポンサーサイト
コメント
この記事へのコメント
大津市総合計画
記事を拝見して、ちょうど大津市は総合計画の策定中だったことを思い出し、基本構想、基本計画の案を読んでみましたが、施策31でデマンドタクシーについて触れている程度で詳細は「地域公共交通網形成計画」を策定することになっていました。
http://www.city.otsu.lg.jp/shisei/sokei/next/

私の住んでいる某市でも、総合計画にはコミュニティバスについては書かれているものの、民間のバスについての記載が抜けていたなんてこともあったので、折りに触れてパブリックコメントを出すのも手かもしれません。
2017/04/02(日) 11:03:00 | じゅうしまつ | #p3bOkBJg[ 編集]
Re: 大津市総合計画
じゅうしまつ様、補って頂いてありがとうございます。

> 記事を拝見して、ちょうど大津市は総合計画の策定中だったことを思い出し、基本構想、基本計画の案を読んでみましたが、施策31でデマンドタクシーについて触れている程度で詳細は「地域公共交通網形成計画」を策定することになっていました。

その「地域公共交通網形成計画」で何をしようとしているのかがポイントですね。
石山駅で現在タクシーの駐車場になっている「西口」を、駅の改札からあんなに離れていて、しかも利用者が道路を平面で横断しなければならないのにバスターミナルにするなどという愚策を平気で考えつくので、あまり期待できませんが。

もちろん、交通機関がないと分かっていてそこに住むなら、それはそれでその方の責任で、自由だとも言えなくないですが、住み始めてから交通手段がなくなったり、開発を許可したのにまともな交通手段がないとか、そういうことは困りますね。

京阪と近江が少ないパイを取り合ってお互いにつぶし合って、結局協調もなく乗客不在でお互いに昭和40年代に同じバス停の名前一つさえなかなか調整できなかった時代と変わらず勝手なことをして、それを県も市も、滋賀県バス協会も民間企業のすることだから、という言い訳だけでほったらかしにしている、というふうにしか見えません。そんなことはない、と言われても、もうそういうふうにしか見えなくなっているということが問題ではないかと思われてきます。
2017/04/02(日) 12:48:09 | 喜撰猿丸 | #HdXTMQ3I[ 編集]
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
http://contrapunctus.blog103.fc2.com/tb.php/943-b76bb247
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
この記事へのトラックバック