青いバス停

There have been buses for more than 90 years in Otsu City. 「専攻?」である大津営業所管内の京阪バスの歴史を主体とした交通関係の記事をはじめ、雑記を記しております。
京阪バス・宇治バスの歴史を振り返るとき、11月1日は、いろいろなことがある日でした。最近ではH19年の宇治バス寿長生の里経由便の廃止や、その翌年の宇治バス石山線廃止と、それに代わる京阪バス4G号経路などの開設が記憶に新しいですが、43年前、1969(昭和44)年のその日から、湖西方面ではその後約5年に渡る鉄道がない生活―――江若鉄道廃止、江若交通と京阪バスによる代行バス輸送の開始―――が始まりました。

山科急行線の開通も、2010(平成22)年のやはり11月1日でした。これも歴史の大きな1ページとなることでしょう。
3年目の今年は、田辺の直Qの増発用のトップドア車2台を転属させ、11月2日から12月1日までの土日祝日は、何と香里園・新香里に延長するという思いもよらない大サービスを展開しました。

今回行かないと次があるかどうか分からないと思って、出不精の心に鞭を打って、11月のある日、本当に久しぶりに香里園に行ってきました。

京阪香里園のバスターミナルが新しくなってから行くのは初めてです。前に行ったときは工事がもう少しで終わるという2011(平成23)年2月でした。↓

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↓この撮影をした時より更に前、環境定期券制度を使って、樟葉中書島線から乗り継いで乗り継いで辿り着いたのが香里園に来た最初でした。坂道を転がるようにして下りた底の底のようなところの不思議なバスターミナルだ、と印象的だったことを懐かしく思い出します。


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私が懐かしいのだから、地元の方は相当思い入れがあるのではないかと思います。

↓京阪香里園駅は寝屋川市なんですね!北河内のひとにとっては当たり前のことなんだと思いますが、恥ずかしながら枚方だとばかり思っていました。枚方に含まれるのは香里団地です。

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しかし、この案内表示は不足ですね。山科急行の乗り場をここでも改めて案内しないと。駅にも何番乗り場、という案内はありましたが、見逃すひとや、駅を降りるのではなく周辺から来るひともいるのですから。

バス停のポールにはさすがに広告とともに時刻が示されています↓

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これを見て初めて分かったのですが、もう既に五大力の時と桜の時期にも運転されることが決まっているのですね。焦って損した気もする反面、花粉がないので、やはり11月の方がいいと思い直しました。

この後、新香里に移動しました。「新香里」という地名はよく聞くのですがどんな場所だったかイメージが湧かず、不思議に思っていました。ロータリーを見て、ここのことか!と思い出しました。ただでさえ外出が嫌いなのに、この頃大津管内で精いっぱいで大阪には滅多に行かないので、かなり疎くなっています。

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こんなことを言ったら京阪の関係者や醍醐寺の関係者に怒られるかもしれませんが、醍醐寺になんて行かなくても十分美しい紅葉が楽しめます。
「アンダンテ・カンタービレ」でも聴きながら、落ち葉を踏みしめて歩いたり、カフェでお茶を飲みながらボーッと通りを眺めたらどんなに素敵かと思いました。

↓もちろん、ちゃんと案内があります。

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この時は7、8人のマダムが待っていました。広告の力はエラいものです。ネットを巧みに操る方もいるかもしれませんが、世代的には駅やバス停の掲示で知ったのでしょうか。

↓待つこと暫し、果たしてH-3244がやってきました。

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ダイヤは以下の通りです。

新香里7:49→京阪香里園8:06→京都駅八条口8:53→醍醐寺9:20
新香里9:06→京阪香里園9:23→京都駅八条口10:10→醍醐寺10:37

醍醐寺14:58→京都駅八条口15:25→京阪香里園16:10→新香里16:27
醍醐寺16:28→京都駅八条口16:55→京阪香里園17:40→新香里17:57


大阪府下では新香里や京阪香里園の他に香里団地支所前の藤田川(とうだがわ)など6か所に停車し、京都では八条口と醍醐寺の他は十条相深町にだけ停まります。大阪府下相互間の乗降はできず、大阪府下から乗った場合は八条口と醍醐寺でのみ降車できます。

管轄は通常の山科急行と同様に山科営業所なのですが、ダイヤをご覧頂くと分かるように、どう考えても香里団地支所管轄の方が合理的だろうと思われます。長距離回送しなければならず、燃料費や人件費が無駄なことこの上ありません。ただ、香里団地にはB-1243以外こんなことに使うのにふさわしい車がないのでしょうね。

運賃は京阪香里園-醍醐寺間が900円、京阪香里園-京都八条口間が700円です。

香里園-中書島-六地蔵、と京阪電車に乗り、そこから醍醐寺まで京阪バスに乗ったとすると運賃は550円で、連絡がよければ所要時間もバスより短いのですが、2回乗換をしなければならず、座れる保証もありません。
乗換がない、座れるというメリットだけで350円も余計に払うのは高い、と思うかどうか、ひとそれぞれでしょうね。また、「座れる」といっても満席なら電車と違って乗車そのものができません。

ただ、新香里や三井など周辺では乗換回数が更にもう1回増えるので、高齢の方や小さな子どもがいる方は確かに大変ですね。運賃面は、大阪地区の1区運賃220円を加算してもまだ130円安いですが。

香里園-八条口は、丹波橋乗換の京阪+近鉄だと540円、所要時間はバスの方がやや短いようで、いい勝負です。これが香里園でない周辺バス停だと220円を加算しなければならないため、合計760円となり、山科急行の方がお得ということになります。

↓ちゃんと運賃表示も設定され、アナウンスも流れます。

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乗車のないバス停もあり、何事かと不思議そうな顔で見守るひともいましたが、思ったよりは浸透しているようで高速道路に入るころには私が確認できた限り22名の利用がありました。

↓あっという間に八条口到着です。

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私を含む数人が降り、また乗るひともいましたが、大半の方は乗り通すようでした。

↓表示は「直通 醍醐寺」にチェンジします。

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↓醍醐寺にももちろん掲示があります。

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↓こちらは復路。

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私が見た時は残念ながら醍醐寺からは空っぽで、八条口から数人の乗客がいました。

私の個人的な見解ですが、運賃設定は先述の通り微妙であるものの、京阪沿線からJR・新幹線は利用しにくいので、少なくとも香里園-八条口間は定期化して需要を掘り起こしてもよいのではないかと思われました。醍醐寺まで日常的に直通させる必要までは感じませんが、春秋の行楽シーズンと五大力の時はいいのではないかと思います。
管轄はこのダイヤなら、先述の通り香里団地の方が合理的でしょう。

なぜ香里園なのかというところはネット上でも話題になっていますが、枚方市駅、寝屋川市駅付近の渋滞や道の狭さ、高速道路のインターチェンジの位置などを考慮した結果なのでしょうか?起終点は再検討が要るかもしれません。

あと、これは山科急行の通常便にも言えることですが、醍醐寺だけでなく、勧修寺や随心院といった沿線の寺院とももっと協力して近いところに停めるべきだろうといつも思います。それだけでも利用者が増えるのではないかと思います。

京都とその近辺に住んでいると鈍感になりがちですが、世界的知名度も抜群の日本を代表する観光都市・京都をエリアに含んでいるということは何物にも代えがたいメリットですので、その地の利をうまく生かしてほしいところです。
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コメント
この記事へのコメント
山急香里園へ
ブロク再開楽しみに待ってました。
さて秋の紅葉シーズンに何と山急が香里園まで延長運転となるポスターを見てビックリしました。わたしは、今回乗車出来なかったので次回春のサクラの時期に乗車する予定です。もっと都市間短距離高速バス路線が増えてほしいですね。
2013/12/24(火) 12:14:49 | 大津のおっちゃん | #EBUSheBA[ 編集]
Re: 山急香里園へ
大津のおっちゃん様、こんな小さなブログなのに、楽しみにして下さっていたとのこと、ありがとうございます。

> さて秋の紅葉シーズンに何と山急が香里園まで延長運転となるポスターを見てビックリしました。わたしは、今回乗車出来なかったので次回春のサクラの時期に乗車する予定です。もっと都市間短距離高速バス路線が増えてほしいですね。

鳴り物入りで開業したMKの「ハートシャトル」(京都駅八条口―草津びわこ文化公園都市)は結局不成功でしたが、長続きするところとそうでないところはどう違うのでしょうね。ハートシャトルができた時は、近江や帝産がなぜここに目をつけなかったのだろう、運賃も安いし絶対成功するだろう、と思ったものですが、廃止まであっという間でした。

一方で八尾―京都の近鉄バスは、起終点間にそれほどの往来があるように思えないのに好調なようで、八尾で一般路線バスに乗り継ぐと(路線バスの方から乗り継ぐ場合も)、その路線バスは無料という大胆な割引を実施しています。

直Qや山急もこういうことをやらないとダメですね。例えば、なんば方面からの客が山科急行に乗り継いだら、無料とまでは言わずとも、運賃50円引きとか100円引きとかちょっとでもお得感があるとだいぶ印象が違うのに、同じ京都駅八条口で乗り継げるというメリットを生かしておらず、もったいないなと思います。
2013/12/26(木) 21:34:58 | 喜撰猿丸 | #HdXTMQ3I[ 編集]
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