FC2ブログ

青いバス停

There have been buses for more than 90 years in Otsu City. 「専攻?」である大津営業所管内の京阪バスの歴史を主体とした交通関係の記事をはじめ、雑記を記しております。
1969(昭和44)年10月31日、浜大津/膳所と湖西の今津を結んでいた江若鉄道が廃止されます。41年前の今日は、最終運転日の前日、ということで、鉄道ファンや地元のひとが名残を惜しんでいたことでしょう。

2006(平成18)年、大津市歴史博物館で、「ありし日の江若鉄道」と題する企画展が催されました。正直なところ、江若鉄道に特別な関心があったわけではなく、行こうかどうしようか迷って、京阪系の会社で、何か参考になることがあるかもしれない、と思って、結局最終日に行ったようなありさまでした。
結果的にはとても面白かったです。三条京阪-浜大津間で京阪バス・京津線に共通乗車できて、江若鉄道に連絡する乗車券なども展示されていて、京津線と京津国道線がプール制だったのだということを社史以外で改めて知りましたし、京阪系列としての予想以上の関係の深さも理解できました。何よりも、生まれるよりずっと前の時代なのに、何とも言えず懐かしかったのを覚えています。この展示の図録は、江若鉄道に関する文献資料が非常に少なかったこともあり、予想外の大反響で、企画展終了後、図録としては異例の増刷が行われました。

ありし日の江若鉄道

大津市歴史博物館に行くと、正面玄関を入ってすぐのホールの右手の方で、大津市の歴史にかかわる様々な動画を見ることができるのですが、そのうちいくつかは、you tubeでも見られます。

何気なく、「大津」「江若」などのキーワードを入れて、見つけた江若鉄道の動画です↓




80年代以降のように、ビデオカメラが普及していた時代でもないのに、こんな動画がよく残っていたなあと思います。決して画質がいいわけではないのに、なんて美しいのだろう、と息を飲みました。変な言い方かもしれませんが、日本というのはこういう国だったんだ、滋賀県というのはこういうところだったのか、と懐かしさと切なさに胸がいっぱいになりました。

余談ですが、前半のBGM、村松健「素直になれたら」が画像と不思議によく合っています♪動画の最後に4曲のBGMのタイトルが出るのですが、これが一番だと思います。短いし、音が少なくて簡単そう、と安易に考えて弾いてみたのですが………黒鍵が多くて、結構指が苦しいし、覚えにくい(^_^;)濁りを楽しみつつ、濁らせすぎないぺダリングも私のレベルでは難しく、撃沈(汗。

因みに、上の江若の動画をUPされている同じ方が、昭和40年頃の大津の動画もUPされています。これも歴史博物館で見られます。







その2の0:56辺りで、どこかで見たことのある赤と白に染め分けられたバスと、薄汚くも愛おしい石山駅…。この時代でカラーの動画はもちろん、写真さえもほとんどないので、生々しさに肝をつぶしました。今は整備されたけど、反面、当時ほどの活気や活力は感じられない気がします。

同じくその2の8:30頃に、岩間山中腹の辺りから撮影したと思われる、滋賀大の遠景が写るんですが、ホンマに、滋賀大以外には、千町の旧家がチラホラあるだけで、何もなくて驚かされます。

その3の4:00辺りでは瀬田川(南郷)洗堰が登場しますが、付近の余りの寂しい風景に唖然。先述のその2と重ね合わせると、京都や大阪から嫁いできたひとの、「なんて寂しいところだろうと思った」という感想や、大津の街中のひとの、「石山寺より南に人間なんているのか?と思っていた」という冗談半分のことばが、こういうVTRを見ると、大げさな話ではないのだな、と思います。

私は石山が地元なので、やはり石山のことが出た部分に関心を持ちましたが、ご覧になった他の方はどの部分に特にご興味を持たれましたでしょうか。

因みに、今日から、「大津百町大写真展」が、JR大津駅などで開かれます↓

大津百町大写真展パンフ

私も行きましたら、またルポさせて頂きたいと思います。
関連記事
スポンサーサイト



コメント
この記事へのコメント
No title
昨日から、いろいろな記事を拝見させて頂いて楽しんでいます。

「大津総合開発」の動画ははじめて見ました。こういうものが今でも残っているという事がとても嬉しいです。貴重な動画だと思います。
石山駅の賑わいぶりには目を見張りますが、母と祖母の家に行く時はこんな感じの場所でボンネット型の千町バスに乗り換えたよなぁと。。。 大変懐かしく途切れかけている記憶をたぐりよせました。
高度経済成長期へ突入前、大津も同じく夢いっぱいだったんだ。。「東洋のジュネーブ」だったんだ。。と


 「ありし日の江若鉄道」の撮影者徳田さんは、先日の大津百町大写真展の関連イベント「8ミリフィルムでタイムトリップ」で別の動画を上映してくださいましたが 江若鉄道の動画の一部は、「トラックの荷台に乗って撮った」とおっしゃってました。

 これからまた記事を拝見させて頂きます。
2010/12/14(火) 21:11:11 | yume | #cxtPo.zo[ 編集]
No title
たくさんコメント頂いて、ありがとうございますm(__)m
「東洋のジュネーブ」というキーワードで検索すると、芦屋やら松江やら、いろいろ出てきますが、やっぱり大津が一番ではないかと思います。

石山駅の通勤客の多さには目を見張りますね。今みたいに、生産拠点を海外に移したり、何でもアウトソーシングにしたり機械化したりしていないので、人手もたくさん必要だったのでしょうね。第三次産業と違って、工業というのは素朴な、労働の喜びと苦しみがダイレクトに伝わってくる気がします。
石山は、もともと消費都市で目立った産業がなかった大津と違って、物を作る街だったので、もちろん、公害など負の側面もあったかもしれませんが、高度経済成長期の頃は本当に元気だったんだろうと思います。

荷台からの撮影の件は、私も展覧会の説明書きか何かで見たような気がします。この当時、カラーの動画を撮るというのは、コスト的にも大変なことだったでしょうね。
2010/12/14(火) 21:50:02 | 喜撰猿丸 | #HdXTMQ3I[ 編集]
大津百町大写真展
大津百町大写真展の関連イベントの「8ミリでフィルムでタイムとリップ」は ありし日の江若鉄道の撮影者の一人「徳田さん」の解説による上映会でした。
→ http://michiyo0520.blog20.fc2.com/blog-entry-2115.html
「ありし日の江若鉄道」の映像も流されました。
撮るために、軽トラックの荷台に乗ったこともあるとおっしゃっていました。

私もまた一度 歴史博物館に行ってゆっくりと映像を見てこようと思います。
2011/08/25(木) 21:39:54 | yume | #/eG2YYas[ 編集]
Re: 大津百町大写真展
> 大津百町大写真展の関連イベントの「8ミリでフィルムでタイムとリップ」は ありし日の江若鉄道の撮影者の一人「徳田さん」の解説による上映会でした。

そんなイベントがあったんですか!美術館、博物館の企画展示の関連イベント、いろいろやっていますが、さすがの私もそういうのは参加したことがないんです。今年も写真店は行われるようなので、気をつけてみてみます。

> 撮るために、軽トラックの荷台に乗ったこともあるとおっしゃっていました。

それは展示の説明か何かで見た気がします。
余談ですが、何年か前職場で荷物を運ぶために、軽トラックで何往復かしたことがあるんです。その時、荷台に乗っている同僚(現行の交通法規では、荷物を見張る、ということなら、一応認められているらしい)を見て、これは面白そうだ!きっと気持ちいいだろう、と思って、次に荷物を運ぶ時に「今度は載せて!」と頼んで載せてもらったら、怖くて怖くてしがみついて青ざめてしまいました。
よくそんなところで撮影されたな、と思います。

> 私もまた一度 歴史博物館に行ってゆっくりと映像を見てこようと思います。

変な話ですが、映像のコーナーはロビーなので、一応まだ入館料が要らない範囲ですので、他の映像も含め、気軽に楽しめます。おススメです。
2011/08/25(木) 22:14:43 | 喜撰猿丸 | #-[ 編集]
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
http://contrapunctus.blog103.fc2.com/tb.php/82-bc035171
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
この記事へのトラックバック