青いバス停

There have been buses for more than 90 years in Otsu City. 「専攻?」である大津営業所管内の京阪バスの歴史を主体とした交通関係の記事をはじめ、雑記を記しております。
京都駅 きょうとえき
所在地:京都市下京区東塩小路町
開設年月日:不詳
付近:JR京都駅 近鉄京都駅 京都市営地下鉄京都駅 京都中央郵便局 ジェイアール京都伊勢丹 キャンパスプラザ京都 武田病院 ホテルグランヴィア京都 京都タワー 京都新阪急ホテル 下京区役所 京都七条公共職業安定所 ビックカメラ京都店 京都ヨドバシ (現在ないもの)国鉄京都自動車営業所 京都近鉄百貨店(旧丸物百貨店) 下京消防署 京都市交通局三哲操車場
キロ程:河原町五条から1.5キロ


停車場はしかしかなり大きな停車場だ。新橋の停車場に似てゐるやうな感じが何處かにある。通りへ出る。そこは七條通で、電車がすぐその前に來てゐる。
(中略)
電車は此頃ではもう非常に便利になつてゐる。少し地理を知つてさへすれば、電車で行つて、簡單に遊覽ができる
(田山花袋「東海道 畿内」『田山花袋の日本一周 前編【近畿・東海】』P424-425)





長らくの「ご乗車」お疲れ様でした。京都駅、終点です。いやあ、本当に長かった。京津国道線だけでなく、京都今津線としても末端です。近江今津からの通し距離は66.2キロです。

バス停の数は京津国道線として四条大宮方面の支線を含めて浜大津から数えて26カ所(国道山科を1か所としてカウント、山科駅、陵ヶ岡天智天皇陵、番外扱いの新唐崎・琵琶湖大橋を含まず)、京都今津線として数えると101カ所(近江舞子・日吉大社支線含まず、堅田町内含む)。足かけ5年(!!! 今自分で確認してびっくりした)に及ぶ長丁場でした。お付き合いありがとうございました。

京津国道線をはじめ、京都比叡山線、京都奈良線などが停車する京阪バスとしての京都駅の乗場は、記録がはっきりしている1972(昭和47)以降では、今の京都中央郵便局前にあったことが分かっています。

現在の京都駅ビルの建築が始まると、乗場が移動になり、建築後には完全に現在の場所になったようです。

↓住宅地図等の資料から分かっている乗場位置。

IMG_8081.jpg

因みに、ここは市バスや旧国鉄バスに対し、完全な民営の会社の路線バスの乗場という意味で、「会社線」バス乗り場とされていて、塩小路通に近い側から1、2、3の順に番号が振られていました。1が京都バス、2が京都交通・丹後海陸交通、3が京阪バス、京阪宇治交通、近鉄バス、奈良交通の乗場です。

運行本数で割り振られていたのでしょう。

↓下の写真は、「観光都市(京都)にふさわしいバスターミナルづくりを希望!」『BUS MEDIA』(西山敏樹 1992)に掲載されている写真にできるだけ近いアングルで撮影しています。

IMG_8083_20150705184435c79.jpg

当時1日1回しかなかった、大和八木駅行きの奈良交通バスが停車しているのですが、背景の換気塔らしいものの形がほぼ変わっていないので、そこでアングルを合わせました。

(因みに、今分かったのですが、西山氏はユニバーサルデザインやエコデザイン、公共交通の活性化を専門に研究する東京都市大学の教授なのだそうです。当時16歳にして既にこんな寄稿をしているなんて、やっぱり研究者は違います)

なお、1956(昭和31)年の住宅地図では、今の京都中央郵便局もまだ存在せず、その位置に「郊外バス乗り場」などの記載があるため、京阪バスなどもそちらに発着していたのだろうと思われます。郵便局がないとまたずいぶんと広かったでしょうね。
中央郵便局が現在の位置になったのは1961(昭和36)年なので、31年の段階では記載がないのも当然ですね。

↓進行方向を望んでいます。

IMG_8094.jpg

背景に写っている京都新阪急ホテルの位置には、1968(昭和43)年の住宅地図では「京都交通KK 車庫」と記載されています。その後長らく丸物、つまり後の京都近鉄百貨店の駐車場でしたが、1981(昭和56)年に京都新阪急ホテルとなります。

↓逆に南側を望んでいます。

IMG_8086.jpg

始発のバスが進入してくるのは向こう側からなのだとは思いますが、どういう経路だったのかまではよく分かりません。
現在は植え込みになっていますが、もちろん、乗り場だった当時はなかったのでしょう。

↓旧乗り場から正面を見ると定期観光バス乗り場です。

IMG_8092.jpg

乗り場の中でレイアウトの変更はいろいろあると思いますが、位置はここ30年ほどほとんど変わっていません。
それより昔はこの辺りに旧国鉄バスの乗り場などがあったようです。逆に定期観光バスはもっと東、今のタクシー乗り場の辺りだったようです。

↓出発する京津国道線 浜大津行き 滋22か777 A-1480 T.F.様撮影

滋22か777

「京阪バス情報局」さんのすこし昔の京阪バス写真集や、拙稿岡の平【石山外畑線・宇交石山線15‐1】でもこの車の写真をUPしております。
南郷から遠く離れた、こんなところにも顔を出すのが普通だったんですね。

↓できるだけ位置を合わせて現在の様子。

IMG_5527_20150705205935f8d.jpg

現在、京都駅にやってくる京阪バスの定期一般路線は京都比叡山線だけです。

次回はフィナーレとして、京都駅付近で撮影された京津国道線の懐かしい写真をお届けします。
関連記事
スポンサーサイト
コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
http://contrapunctus.blog103.fc2.com/tb.php/751-0bdf1e0d
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
この記事へのトラックバック