青いバス停

There have been buses for more than 90 years in Otsu City. 「専攻?」である大津営業所管内の京阪バスの歴史を主体とした交通関係の記事をはじめ、雑記を記しております。
(昨日の続きになります)

コンサート終了後、普段は入れない演奏台に上がることができました。

新島記念講堂オルガン上

欧米では「オルガン」というだけでパイプオルガンを指すくらい、特に珍しいものではないようですが、日本人にとっては、やっぱりこのパイプが特徴的なので、「パイプオルガン」と言わないと、幼稚園とかの足踏み式オルガンをイメージしてしまいますよねw

パイプオルガン鍵盤

少しだけ鍵盤に触りましたが、ピアノよりずっとタッチが軽いです。ピアノを弾き慣れているひとにとっては、頼りなく感じられるかもしれません。逆に言うと、ピアノのように、タッチの強弱で音の大きさや伸びなど、微妙なコントロールをすることはできません。

その代わり、左右の「ストップ」と呼ばれるつまみで、空気の出入りする量を調節して、音色を変えます。なので、どうやってこんな不思議な音を出すのだろう?今鳴っているのは別の楽器ではないの?というようなことがしばしばあります。1人ではその調整をとっさにはできないので、助手が必要になります。

この写真には写りませんでしたが、昨日のyou tubeの動画でもお気づきになった方いらっしゃいますでしょうか?
オルガンの演奏の際に座る椅子には、ピアノで一般的に使う椅子と違って、背もたれがありません。はっきりした理由はよく分かりませんが、多分、足も自由に動かさないといけないから、もたれたりする余裕がないのだと思います。従って、腰で体を全て支え続けないといけないので、私のピアノの先生が言うに、オルガン奏者は腰痛持ちが多い(>_<)そうです。確かに、そう思ってyou tubeのオルガン演奏を見ると、腰が痛そうに見えてきます。
私も数年前、腰をいわしたから、オルガンはできひんわw(いやいや、それ以前の問題が……)

秋元道雄というオルガニストが、こんなことを書いています。

オルガンの鍵盤はピアノのように強弱のタッチで表現ができません(中略)そのためオルガンの鍵盤のタッチは、ピアノとは全く異なった演奏法が要求されます。
 しかしオルガンの演奏技法のためには必ずピアノ技法のある程度を習得していることが要求されます。バッハの二声と三声のインヴェンションくらいは上手に演奏できなければならず専門家を養成する音楽大学ではバッハの平均律曲集がよく課題曲になっています。

(メトリーズ音楽教育センター編『月刊ショパン別冊 音楽ライフ・音楽コースQ&A』株式会社ショパン P98 1986)



はい、とても無理です(@_@;)
まあ、オルガンに限らず、芸大・音大に入ろうと思えば、よほど理論を専攻するとかでない限り、ピアノはできることが大前提ですね。

今回のコンサートの演奏者、高橋聖子(たかはしきよこ)氏は、
「最近は若いひとで、オルガン奏者を志すひとが減っているので、皆さんの周囲の若い方に、ぜひオルガンを勧めて下さい」
という意味のことをおっしゃっていたので、ちょっとショックを受けました。楽器というより、生き物のような、建造物のようなその巨体を操れる人が減って、「絶滅」に瀕するなんて、信じられません。
これを読まれた、鍵盤楽器の基礎的な素養のある、腰に自信のあるそこの若いあなた!是非、オルガンをやってみて下さい。ピアノより競争率が低いし、1人であの巨大な楽器にかじりついてコントロールするなんて、絶対かっこいいと思います。


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