青いバス停

There have been buses for more than 90 years in Otsu City. 「専攻?」である大津営業所管内の京阪バスの歴史を主体とした交通関係の記事をはじめ、雑記を記しております。
京阪バスは、1922(大正11)年10月1日桃山自動車株式会社としてスタートし、昨年は90周年ということで、定期観光バスを中心にキャンペーンが行われました。
直系の母体は、桃山自動車株式会社であるわけですが、実際には同社が中心となって、京都滋賀大阪の数々の会社を統合した会社です。



大津営業所の最も古いルーツは、およそ90年前に誕生した大石自動車商会(代表・藤永弥次郎)まで遡ることができます。
『京阪バス五十年史』(1972 京阪バス株式会社)の年表上は90年前の今日、1月25日に南郷‐石山蛍谷間の免許が付与されたという記述がありますが、一方で本文には次のような記述もあります↓

大正十一年五月南郷‐鹿跳橋間を、続いて十三年十二月鹿跳橋外畑間の免許を得て営業していた(後略)



そして、大正12年の免許の方は記述がないのです。
しかし、これなら本当の90周年は実は、間違いだと思って私がパニックになった去年だということになります。困りました(^_^;)

資料の読み方が甘かった私が悪いのですが、南郷と石山蛍谷間の免許はほぼ確実なことですし、今年取り上げないと、次は100周年で取り上げるとか、私が生きているかも分からないような(?)先の話になって、切りがありませんので、現在進行中の京都比叡平線の「連載」が終わり次第、本格的に取り掛かりたいと思います。

なお、石山駅まで路線が伸びたのは、更に次の年、1925(大正14)年9月12日、栗太郡瀬田村神領の木村庄九郎に石山駅前-南郷間の乗合自動車営業免許が与えられたことに始まるようです。この木村庄九郎氏の免許と、大石自動車商会の免許とが重なってしまったことについて、どうなったのかがまたよく分かりませんが、木村庄九郎氏の免許は1927(昭和2)年5月31日に、坂本方面を中心に免許を持っていた湖南汽船株式会社に譲渡され、翌1928(昭和3)年2月2日に同社が、大石自動車商会経営の蛍谷-外畑間の事業の継承も認可されたということなので、結局は全て湖南汽船株式会社に合流したようです。

合流してから起算しても85年…実に長い歴史です。

↓更にその後1930(昭和5)年に京阪自動車株式会社に合流するところまでを、『京阪バス五十年史』を使って、現在分かる限りの範囲で模式図にしました。

ssScan0544.jpg

去年は京阪宇治交通(京阪宇治バス)石山線開通50周年で、今年は廃線から5年でもありますので、次回の「特集」は、大津市内総合線のうち現在の2・4号経路にあたる区間と、京阪宇治交通石山線とを兼ねて連続して取り上げていきます。

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コメント
この記事へのコメント
蛍谷
以前、年表を見たとき大津市南部の開通の早さが意外だったのですが、90周年になりますか。
京阪バスの最も古いルーツ。さほど、人口も多くなかっただろう南郷、鹿跳橋、蛍谷に公共交通機関があったのは不思議です。有力者でもいらっしゃったかと。。思ってしまいます。
でもそのおかげで、バス路線があるのですものね。感謝です。
2013/01/25(金) 20:12:06 | yume | #/eG2YYas[ 編集]
Re: 蛍谷
yume様、お世話になります。

> 以前、年表を見たとき大津市南部の開通の早さが意外だったのですが、90周年になりますか。

ええ、本当はもっとちゃんと祝われるべきだと思います。走っていて当たり前、というような思い方をして住民が関心を持たなくなると、比叡平のように減便だ、廃止だ、というような騒ぎになってしまいかねないと思います。

> 京阪バスの最も古いルーツ。さほど、人口も多くなかっただろう南郷、鹿跳橋、蛍谷に公共交通機関があったのは不思議です。有力者でもいらっしゃったかと。。思ってしまいます。

いや、その免許を受けた大石自動車商会の代表者や、木村庄九郎氏が有力者なんでしょう。京阪宇治交通が、宇治田原の有力者によってその基礎が築かれたのと近いと思います。

> でもそのおかげで、バス路線があるのですものね。感謝です。

ええ、一昨年9月23日付拙稿「幻の『湖南市』」http://contrapunctus.blog103.fc2.com/blog-entry-277.htmlでも書きましたが、今では信じられないくらい人口密度が低かったはずで、じっと耐え忍んできたのでしょう。あと、京阪石山坂本線と宇治線を使って、宇治川ラインの観光客を回遊させるという目的が存在したことも大きいでしょうね。
2013/01/26(土) 19:39:48 | 喜撰猿丸 | #HdXTMQ3I[ 編集]
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