青いバス停

There have been buses for more than 90 years in Otsu City. 「専攻?」である大津営業所管内の京阪バスの歴史を主体とした交通関係の記事をはじめ、雑記を記しております。
比叡平(比叡平団地) ひえいだいら(ひえいだいらだんち)
所在地:大津市比叡平二丁目
開設年月日:1982(昭和57)年11月7日
改称年月日:1998(平成10)年3月21日 比叡平団地→比叡平
付近:


記事内容とは別に関係ありませんが、せっかくのクリスマスイブイブなので、宜しければ私が最近気に入っているキャロルを聴きながらお読み頂ければと思います。日本ではあまり有名ではありませんが、英語圏ではポピュラーな、“God Rest You Merry, Gentlemen”直訳すると「善き者よ、神は汝を幸いにせむ」くらいかな、と思いますが、一般的な日本語タイトルは「世の人忘るな」です。



画像はこれが一番きれいだと思いましたし、歌詞も聴き取りやすいですが、歌声はキングス・カレッジ合唱団King's College Cambridge 2010 #10 God Rest You Merry, Gentlemen .の右に出るものはないと思いますし、2007(平成19)年の東宝映画『エクスクロス 魔境伝説』(2007 東宝)の主題歌を歌ったカリフォルニアの姉妹デュオAly & AjのバージョンGod Rest ye Merry Gentlemen w/ lyricsも不思議な魅力があります。

さて前回比叡平(比叡平団地)【大津比叡平線開通30周年記念特集11】まで大津比叡平線の開通30周年記念特集を続けて、終点比叡平に到着しましたので、今回から京都に向かって再出発します。京都側から取り上げることも考えましたが、取材、編集の都合で比叡平からスタートします。

ここではみっけ隊ブログ管理人様から頂戴した、比叡平月報のアンケート報告をUPさせて頂きたいと思います。興味深い貴重な資料です↓

ss月報 アンケート報告_001

月報 アンケート報告_002

「利用の少ない時間帯だけ小型バスで運行する」
というのが最も多い意見だということです。勝手ですが、私なりにコメントをさせて頂きたいと思います。

この「小型」というのは、恐らく中型か、そうでなければSタイプ(小型ワンステ)をイメージされているのだろうと思われます↓

s-IMG_0004.jpgIMG_3825.jpg

(左:中型 日野製 大津 W-3001  右:小型ワンステ 三菱製 山科 S-1068)

私はいい写真を持っていないのですが、もっと小さい「ポンチョ」などと呼ばれる、ほとんどマイクロバスに近いタイプもあります。
確かに、車両の整備費、減価償却費、燃費などはだいぶ変わると思われますし、誰もが思いつく最も簡単且つ効果的なコスト削減方法です。

ただ、こと比叡平・比叡山に関しては、勾配でも普通車と遜色ない走行ができるように、ここ20年ほどはわざわざターボエンジンを搭載した車両(左:三菱↓ B-1229)や6速までギアがある車両(右:日野 ↓B-3979)を導入していて、私が知る限りそれ以外の車両を定期路線用として使用したという話を聞いたことがないので、まず、中型車が走行できるのかどうか、というのが大きな問題だと思われます。普通のトラックなどが走行しているので、問題はないのだろうと思いますし、そこが解決されると、道が明るい方に開けると思います。

ssIMG_2326_20121125203040.jpgIMG_0498_20121125203040.jpg

なお、ターボエンジンを搭載した最初の世代の車は下の写真のエアロスターKで、これより前の世代の車両は、座席のセットが平野部の一般の路線用と違って、全て2人掛けで吊革がないことなどを除き、エンジン性能は恐らく変わりありません。

00000563.jpg
(三菱製 山科 B-1853 廃車)


「大津京線と三条京阪線を一体化」という意見も大変興味深いです。
勤務時間の長時間化につながるので反対という意見もありますが、「勤務時間」というものは労働基準法の範囲のはずなので、それは問題ないと思われます。「乗務時間」のことを仰っているなら確かにご心配される向きもよく分かりますが、昭和49年の湖西線開通までは、京都駅・三条京阪発国道161号線経由近江今津行き(京都今津線)、昭和51年頃までは48号経路 四条大宮発浜大津、石山駅、南郷経由外畑ボート乗場行きその他あまたの、今となっては信じられないような長距離路線があったので、あまり心配は要らないと思います(なんて書いたら、運転手さんに怒られる?)。

ただ、1時間に1本の京都比叡平線を延長すれば大津側も1時間に1本になるのは確かなのですが、こういう場合、どこの鉄道・バスでも「区間運転」と称して需要が少ない側の足を切って途中駅・バス停止まりにしてしまうのがよくあるパターン(例えば湖西線、琵琶湖線が北に行くほど本数が減るetc.)で、結局需要がないと京都側から走ってきて、比叡平で打ち切る便が増えて、元の木阿弥になってしまいます。

しかしながら、こういう路線設定は面白いですね。見込み薄ですが、私は個人的にはあってほしい路線です。

もはや山中町や比叡平にお住いの方ももうほとんどご存じないことだと思いますが、1958(昭和33)年9月には、大津駅発、田ノ谷峠、山中町経由銀閣寺道行き(大津銀閣寺線)というのが開通し、いつまでかは不明ですが、1日1往復走っていました。
(ご興味がおありの方は2010(平成22)年9月13日付拙稿1958(昭和33)年9月13日 大津銀閣寺線開通をご覧下さい)

未だにその名残なのか、山中町-浜大津の比叡平乗継定期券の基準運賃は430円とする記述が、京阪バス公式HPの、山科営業所の「普通運賃表」に載っています。

こういう路線があった歴史を思えば、比叡平経由の京津間の直通もあっておかしいとは思えません。復活すると素晴らしいです。

そこまでいかずとも、四条烏丸や、浜大津などへの路線延長は、定時運行の確保の点で困難があるかもしれませんが、私は必要なことだと思います。

では、三条京阪に向けて、スタートしたいと思います。

IMG_4693.jpg

次は、比叡平二丁目


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コメント
この記事へのコメント
比叡平に住みながら、足元の事をまったく知らなかったと、特集記事を読みながら考えさせられることばかりです。
月報1月号にも載せましたが、9月10月の京阪バス利用指数報告では、前年比マイナス。(;´_`;)
う〜〜〜ん。路線バス廃線回避には道は遠い!!!
「みっけ隊」も京阪バス利用計画に協力していけるような企画を練り込んでいきたいと・・・次年度への抱負を抱いております。

どうぞ、特集が終了してからも、お付き合い宜しくお願い致します。m(__)mm(__)m(o^^o)
2012/12/31(月) 09:30:08 | ぽんた3号 | #mQop/nM.[ 編集]
Re: タイトルなし
ぽんた3号様、お世話になります。コメントありがとうございます。

> 比叡平に住みながら、足元の事をまったく知らなかったと、特集記事を読みながら考えさせられることばかりです。

住んでいるひとでないと分からないこともあれば、客観的に見て気が付くこともありますから。

> 月報1月号にも載せましたが、9月10月の京阪バス利用指数報告では、前年比マイナス。(;´_`;)

貴ブログ中の月報、拝見しました。生々しいデータですね。ああいうものはおいそれと見られるものではないので、驚きました。
他の路線から通しの運用で、運賃箱も車庫に帰るまで入れ替えず、また定期券や、特殊なものでは環境定期券、株主優待乗車証などの利用もあるのに、どうカウントするのかさすがの私も正直いつも不思議ですが、今はアナウンスや行き先表示の装置と連動していて、ここからは比叡平線の分、とか、定期券は持っているひとの数約館で按分する公式があるのでしょうね。

あと、公式HPにさえも掲載のない、3が日の比叡平線のルート変更の案内も興味深いです。

> う〜〜〜ん。路線バス廃線回避には道は遠い!!!
> 「みっけ隊」も京阪バス利用計画に協力していけるような企画を練り込んでいきたいと・・・次年度への抱負を抱いております。

そうですね。何がいいんでしょうね。
私が思いつくのは、記事中で書いたことと重なることもありますが、

〇(錦織町などでの京阪電車の乗継には不便ですが)ルートを近江神宮前-二本松-イオン前-大津京駅と変更して、狭隘な道を避けて大津京駅への到達時間短縮とイオンへの利便性を図る。

〇バス利用者はイオンでの買物で何らかの特典が受けられる券を発行する。
(六地蔵のMOMOで以前同じようなことをやっていた記憶があります)

〇車両を小型化して本数を増やし、「本数減→利用者減→本数減→利用者減→…」の不毛の悪循環を断ち切る。
(どこでもそうなのですが、「本数が少ないから乗らない」という住民と「利用者が少ないから本数を減らす」という「卵が先かニワトリが先か」みたいな不毛の議論に時間が費やされる…)

〇大津市内中心部への乗り入れ
(大津市民病院、県庁、大津駅、日赤、浜大津、市役所の相互間の行き来も、他の県庁所在地でこれほど不便で情けないところがあるかと思うくらい不便なので、そうした中心部の隙間を埋めることも兼ねられるのでは、と勝手なことを思っています。実際、20年ほど前まで比叡平-国道市民病院(現大津市民病院)間の路線があります)

……まあ勝手な妄想ですが。

特集は京都側に向けてまだもう暫く続きます。来年も宜しくお願いします。
2012/12/31(月) 10:35:18 | 喜撰猿丸 | #HdXTMQ3I[ 編集]
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