青いバス停

There have been buses for more than 90 years in Otsu City. 「専攻?」である大津営業所管内の京阪バスの歴史を主体とした交通関係の記事をはじめ、雑記を記しております。
京阪滋賀里駅を出て、次の滋賀里に向かって歩いていくと…

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うわー!遮断棒がない!京阪電車ほどの運転頻度で、まだこんな踏切があるんですね。分類上は「第3種踏切」というようです。石山坂本線には合計4か所あるようですが、奥の新しい宅地には小さな子どもがいそうで怖いですね。いや、遮断棒があっても怖いですが。

そんなことを考えながら歩くと、滋賀里バス停跡に着きます。

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滋賀里 しがさと
所在地:(比叡山坂本駅・唐崎駅方面)大津市滋賀里二丁目 (浜大津方面)大津市滋賀里四丁目
開設年月日:1957(昭和32)年年8月1日
廃止年月日:2006(平成18)年7月1日
付近:滋賀里簡易郵便局
キロ程:




『角川日本地名大辞典 25 滋賀県』(1979)によると、明治12から22年まで「赤塚村」と「見世村」が合併して「滋賀里村」と呼ばれるようになり、その後「滋賀村大字滋賀里」に、1922(昭和7)年大津市との合併により「大津市滋賀里町」になったということです。今は「赤塚」などという地名は残っておらず、「見世」はあまり有名ではありませんが、ちゃんと行政地名として残っています。

町名の由来は残念ながらよく分かりませんが、縄文時代や弥生時代の遺跡が残っているというのがすごいです。大変古い時代から開けていたのでしょう。

↓冒頭の写真は、私が撮影したものですが、匿名希望様もバス停があった時にここを撮影されていました。

滋賀里

↓できるだけ同じアングルになるようにして撮影した私の写真。坂本方面を向いています。

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ゴミを覆うための緑色のカバーの右に、ポールの跡らしい部分があることが分かります↓

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↓南向き全景。ご覧の通り、何だかその気になればターンできそうに見えなくもないですが、やっぱり狭いかな。

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ここは特別に左折する車が多いわけでもないのに、なぜか昔からこういう造りになっています。

国土地理院の公式サイトでこの付近を写した1968(昭和43)年5月21日撮影のMKK682-C4-4という航空写真を見ることができるのですが、現在の京阪電車沿いの「浜大津伊香立線」の、この交差点から先は未完成で、何やら工事をやっているような様子が見えます。また、ちょうどバスが来たところなのか、白い屋根の長方形のものが、石山駅方面のバス停があったと思われる位置に写っています。1961(昭和36)年の写真もあるのですが、その段階で既に、もうこのような形状になっているのが驚きです。

↓石山駅方面のポールを描き込んでみました。

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バスがあった当時の住宅地図を確認し、また、匿名希望様の写真に石山駅方面のバス停が写り込んでいないことを考えると、青くマークした辺りに浜大津・石山駅方面のポールがあったのではないかと思われます。しかし、ほとんど待つ場所もなく、かなり危ない感じがします。
地面には北行きと違って、特に痕跡らしいものはありません↓

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↓北向き全景

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↓奥の方に見える建物は、滋賀里簡易郵便局

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こここそ、京阪滋賀里駅と紛らわしいから、「郵便局前」でもよかったのではなかろうかと思われるような立地条件です。

しかも、簡易郵便局のはずなのに、特定郵便局である南滋賀郵便局よりも建物が立派!

↓比叡山坂本(叡山)駅行は信号を直進し、唐崎駅行きは右折してこの踏切を渡っていました。

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石山駅方面から来るバスは、長らく滋賀里発着でしたが、折り返しは、少なくとも唐崎駅発着便が設定されるようになる直前は唐崎駅の広場でターンしていたそうです。それが無駄だということで、営業運転されるようになったようです。
ただ、湖西線開通よりずっと前から滋賀里行きは存在したので、湖西線がなかった時代はどうやってターンしていたのか不思議です。

なお、この付近に京阪電車の、幻の「水耕農場前駅」があったのではなかろうかと言われています。これについては次回取り上げます。

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