青いバス停

There have been buses for more than 90 years in Otsu City. 「専攻?」である大津営業所管内の京阪バスの歴史を主体とした交通関係の記事をはじめ、雑記を記しております。
宇治橋西詰 うじばしにしづめ
所在地:(京阪宇治方面)宇治市宇治蓮華
    (維中前方面)宇治市宇治妙楽
開設年月日:1960(昭和35)年3月17日
廃止年月日:2005(平成17)年8月1日
付近:宇治橋
キロ程:県神社前から0.5キロ(石山駅から維中前旧道回り28.6キロ 外畑回り26.1キロ)




吉田金彦は「宇治」の地名について、私が以前京阪宇治駅 【宇治川ライン線生誕35周年企画9】の項で書いた、「憂し」が「うじ」に転じたと書いた説より寧ろ、「通るのに好都合な道」という意味ではなかろうか、と書いています(『京都の地名を歩く』P150-151)。

頷くときに「うん」と言うと、「はいと言いなさい」と怒られた方もいらっしゃると思いますが、中国語の「拝」に起源がある「はい」より、実は「うん」の方がはるかに日本語らしい、はるかに歴史の古いことばで、7世紀くらいまでの日本人は、「よい」と言いたい時「う」と言っていました。
「う」は「頷く」の「ウ」で、「頷く」は「うなじ」をよく見せるというところからきていて、承諾の「諾(うべな)う」とも結びつきます。
宇治は、「よい道」即ち「諾道(うなみち)」からきていて、奈良から北陸や東海に向かう、あるいはその逆にも好都合だったのでは、というのが吉田の説で、なかなか面白いです。

その交通の要となっているのは、何と言っても宇治橋でしょう。

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下の写真は今年の9月に撮ったので、台風の影響がまだ残っていて、すごい勢いの濁流です。

紫式部は静かに読み物でしょうか?
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さりげなく後ろを宇治バスが通過しているのですが、ここでは橋の左車線は左折レーンのため、宇治川線・石山線亡き今、左車線を走るバスはなく、宇治橋をわたる宇治バス、という思っているようなイメージで写真を撮ることはほとんど不可能かと思われます。

現在も残っている「宇治橋西詰」のバス停はJRの宇治駅との間にありますが、石山線・宇治川線用の「宇治橋西詰」のバス停は、府道大津南郷宇治線沿いにありました。

↓左奥に見える歯科医院と手前の案内標識の間にあったようです。

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↓バス停があったと思われる場所の辺りから、逆に宇治橋の方向を望んでいます。

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古い住宅地図を何種類か見ましたが、ポールは宇治田原・石山方面にしかなかったようです。
廃止直前には「平等院表参道」という停留所名になっていたようです。

実際、ここから平等院に続く道は、「表参道」とされています↓

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↓匿名希望様が、80系統宇治川線廃止直前に当停留所付近で撮影された写真を提供して下さいました。

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鳥居があるのは、ここが縣神社の参道であるためです。

↓現在

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逆にバス路線がないのが不思議な雰囲気です。

夕日に照らされる川を渡れば、もう京阪宇治駅、そしてその先に宇治車庫です。

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次は、京阪宇治です。
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