青いバス停

There have been buses for more than 90 years in Otsu City. 「専攻?」である大津営業所管内の京阪バスの歴史を主体とした交通関係の記事をはじめ、雑記を記しております。

さよならのときの 静かな胸
 ゼロになるからだが 耳をすませる
 生きている不思議 死んでいく不思議
 花も風も街も みんなおなじ

「いつも何度でも」(『千と千尋の神隠し』より)作詞/覚 和歌子 作曲/木村 弓



こないだ新聞の折り込み広告を見ていた時、「比叡山延暦寺大霊園」のチラシが目に止まりました。

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(ああ、こないだ堅田に行った時、無料送迎バスが駅前に停まっていたなあ…)
と思って、写真を探したら、ありました↓

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毎週金曜深夜の湖西急行といえばこの車…と思って調べましたが、カラーリングは同じでも、ナンバープレートの違う車があるようで、画像検索して湖西急行としてヒットしたのは別の車でした。この車両はほぼ専用で使われているのでしょうか?

↓普通「締切」じゃないかと思うんですが…。
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私は「延暦寺大霊園」という名前を見て、勝手に仰木から横川(よかわ)にかけてのどこかにあるのかな、と漠然と思っていたのですが、広告を見て、伊香立(いかだち)の竜華(りゅうげ)にあるのだと知りました。

↓私が堅田駅で見た時刻表よりは少ないですが、それなりの本数の送迎バスが出ているようです。私が見た時は、秋の彼岸の時だったので、特別に多かったようです。

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こういう送迎バスを路線化して、一般の利用者にも開放したらいいのに、と思ったのですが、免許の都合などいろいろ難しいのでしょうか?
霊園の関係者が無料でなくなってしまいますが、どっちみち霊園管理者である延暦寺が江若交通に対して月額いくらとか、バス1本当たりいくらというような形で貸切料金を支払っているのでしょうから、それを利用者が立て替えて霊園降車時に何か証明になるような券を受け取って、受付で返してもらう、帰りは受付で何かの券を受け取ってそれだけを降車時に運賃箱に投入し、それを以て江若交通が延暦寺に請求する……とか、素人なんでよく分かりませんが、いかようにもやり方はあるのでは?と思われました。もちろん、私が知らないような運送事業法、税法上の問題があってできないのかもしれません。

それにしても、広告を見て、考えさせられました。

お施主様がご夫婦で子孫継承者のない方、子孫が嫁がれた方、海外・遠方などの理由や兄弟又は親と子供のみなどで祭祀継承が途絶えたり又その懸念がある方などに。(「久遠吉祥墓」の説明)



など、墓を守るひとがいなくなりそうなひとへの営業が盛んなのです。

「比叡山延暦寺が子孫に替わって永遠にお祈りし無縁墓地にしないことをお約束します」

というコピーもありますが、結局は子孫や縁者がいなくなると、誰が誰なのか分からなくなって、無縁仏と変わらない気がしたり…。まあ、供養はしてくれらはるということなんでしょう。

生きた証を残したいというひとの気持ちが悪いというわけでも何でもないですし、それは尊重されるべきだと思うのですが、私個人については、無理して残す必要なんてあるのかという気持ちもあって、火葬した灰なんてそこら辺に撒いてくれりゃいいのに、と思ったりします。実際は法律上の問題もあってなかなかそうもいかないんだろうし、先祖の墓の隅に入れられるんだろうな、と思うのですが。

7月30日付朝日新聞の一面に、「墓の墓場」という見出しで、無縁墓の始末に困っているという記事が載りましたが、墓を守るひとがいなくなって、もはや墓石さえどこでどう処理したらよいか、今までは考えられなかったような、誰も経験したことのない問題が起きていることに驚きました。

そういえば最近、「直葬」ということばを地下鉄の車内広告でよく見かけます。要するに、葬儀をせずに、すぐに火葬して埋葬する、という方法です。行き倒れになった方など、昔から「直葬」に近い葬儀はあったようですが、この「直葬」は、そういう方ではなく、普通の家族で行う「直葬」なのです。

何だか「産地直送」の「直送」と音が同じせいか、あまりに安易過ぎて、性質(たち)の悪いブラックユーモアにすら聞こえる気がして、抵抗を覚えながら、家族親族関係や、近隣との関係、生きることと死ぬことを考えたりします。

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↓お盆になるとまた墓参のひとを乗せて、無料送迎バスが何本も発着するのでしょうけれど、それも、「墓参り」の習慣があるうちで、墓参りの代行や、インターネットでの墓参りまでもが登場する世の中で、どうなっていくのか分かりません。

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