青いバス停

There have been buses for more than 90 years in Otsu City. 「専攻?」である大津営業所管内の京阪バスの歴史を主体とした交通関係の記事をはじめ、雑記を記しております。
14日の豪雨による被害は、恐らく大津市南部では、4月27日付拙稿中千町 【南中系統開通25周年記念特集3】で取り上げた、1953(昭和28)年9月25日のテス(Tess)と呼ばれる台風でもたらされた大水害や、上田上(かみたなかみ)の堂橋付近が決壊した1982(昭和57)年8月の台風10号以来の規模の災害だろうと思われます。

京阪バス大津営業所の幹線・4号経路(石山駅‐平津‐南郷‐大石小学校)などは14日から15日の午後にかけて異例の、南郷洗堰(あらいぜき)折り返し、それ以降は立木観音付近が片側通行で開通してからもずっと新浜止まりで運行を続けています(18日現在)。
もちろん、大石・外畑・内畑地区のフィーダー路線も全てストップしたままです(18日現在)。

15日撮影↓

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瀬田川洗堰を渡った、南郷水産センターの駐車場が折り返し場所になっていました。

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↓路線バスが洗堰を渡る光景は、通常まず見られません。
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↓15日夕方頃からは、新浜まで延長となりました。万一の危険を考えてか、17日の岩間寺臨時便も運行の中止が決定されています。

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17日昼頃から、片側通行の個所もあるものの、一般車両の通行が可能になりました。立木観音は一応参拝、駐車が可能ですが、被害が特にひどく、息を呑みました。



↓石段は一番下で大石寄りと南郷寄りの二手に分かれ、南郷寄りの方が石山駅方面のバス停に直結していますが、手すりが曲がっています。

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いかに土砂のエネルギーが強大だったかということを示しています。

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石段の下から見るとこんな感じです。当たり前ですが、一般人が入れる範囲で撮影しています。それでこの状態ですから、もともとどんなひどい状態だったのでしょう。

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↓上の写真の道を挟んで反対側も恐ろしいことに…。

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上の写真の辺りには、立木観音の売店などで働く従業員や物資を載せるリフトがあったのですが、その方向から、道路を渡って、瀬田川の方に崩れたということのようです。南郷‐大石間ではこのような土砂崩れが大小多数発生していますが、これほどの規模なのに、亡くなった方がいないのが不幸中の幸いです。日中、バスが運行しているような時間帯だったらとんでもないことでした。

↓泥だらけのバス停に来るバスはありません。

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↓「信仰のあつい家庭は常に幸福の光にみちています」 泥の中でも、立木山は語っています。

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↓1つ南の鹿跳(ししとび)橋バス停。

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直進すると特に被害が大きかった外畑(大津市石山外畑町)ですが、外畑の住民とその親戚、工事・行政関係者など以外は立ち入れません。15日に越直美大津市長が、17日に嘉田由紀子滋賀県知事が相次いで視察に訪れています。http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120817-00000019-kyt-l25
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120816-00000184-mailo-l25
外畑に親戚がいる友人が、掃除に行ったそうですが、想像以上のひどさに驚いたと言っていました。
住民の方々は、ちゃんとした食事が摂れているのでしょうか。

16日付拙稿昭和27年 大津市立南郷中学校通学問題Ⅰでも書きましたが、本当に、私の家ももう少し違う場所だと、浸水したり、土砂災害に遭ったり、或いは交通が遮断されたりするところで、今まさに、南郷、大石、或いは田上(たなかみ)は日常と非常の間(あわい)にいるのだろうと思います。

↓鹿跳橋の大石側から見ると、崩れた場所がよく分かりますが、集落の方はこんなものではないのでしょう。

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↓内畑も同様で、桜峠のてっぺんから内畑に入る道はこんな状態。

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↓あまり報じられていませんが、淀から曽束(そつかに向かう道も「西大石淀町」のバス停付近から、曽束第1トンネルの交差点までの区間が通行止め。警備員に聞くと、かなり崩れがひどく、復旧の見通しが立っていないということです。

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今石山から曽束に行こうとすると、大石小学校から小田原を大回りするか、桜峠を越えて南大津大橋を渡るしかないということになります。

↓人口5,000人強の大石学区の表玄関、「大石小学校」バス停のロータリー。

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日中常に最低1、2台のバスが待機している広場も、もう5日間ひっそりと静まり返った状態です。

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↓新聞の写真で、一時はどうなってしまうのかと思われるほど泥だらけだった新浜も、ずいぶんきれいになりました。この時はA-3790 1台だけでしたが、全てのバスが新浜で折り返すせいか、狭いロータリーとバス停に3台もバスが止まって、窮屈になっているときもありました。

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カードのデータ処理の都合その他諸々あるのか、石山駅‐新浜間の表示はちゃんとあるはずなのに、敢えて全てのバスが、4号経路ないし54号経路として表示を出しています。

↓また俄(にわ)かに空が掻き曇り、雷が鳴り始めました。

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もともと滋賀県は雷が比較的多い方で、夕立というと、「カタカナにならないような凄まじい音響の雷」が鳴るのは通例なのですが、14日の晩のように一晩中鳴り続けるようなことや、ここ数日のようにほとんど毎日のように鳴ることは経験がなく、17日には落ちたような音や、生まれてから見た一番強い光ではないかと思うようなものすごい閃光に驚いて、窓が割れるのではないかと思い、部屋の奥に飛び退(すさ)りました。

あの瞬間だって、バスの運転手さんはきっとダイヤ通り走っていたでしょうけど、私なんて怖くて運転できません。
18日には大阪市内では落雷による死者が出て、大津市内でも青山で子どもが重体、更に宇治市内でまたも浸水被害、と気がかりな情報が次々と入ってきます。

京阪バス公式HPでも紹介されている通り、9月1日から大石方面に深夜バスが登場、南郷二丁目東行きの終発繰り下げ、大津比叡平線の管轄を山科から大津に変更(これは直接書かれているわけではありませんが、内容から分かります)といった新しい話題が目白押しですが、今はとにかく復旧と安全の確保が最大の課題です。
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