青いバス停

There have been buses for more than 90 years in Otsu City. 「専攻?」である大津営業所管内の京阪バスの歴史を主体とした交通関係の記事をはじめ、雑記を記しております。
滋賀大学 しがだいがく
所在地:大津市平津二丁目
開設年月日:2005(平成17)年12月12日
付近:滋賀大学平津キャンパス(教育学部・教育学研究科) 社会福祉法人湘南学園
キロ程:石山駅から4.5キロ




10年前の今日、石山駅のバスターミナルが現在の位置になったその日、滋賀大学教育学部キャンパス構内に「滋賀大学」バス停が設置され、滋賀大学直通便が運行を開始しました。
滋賀大直通便は、関西外大摂南大学などと並んで、経路番号の設定がない通学用の直通系統として誕生しました。表示の「直通 non-stop」は、大阪のものと共通仕様です。
滋賀大構内以外は全て免許がある区間ですが、既存系統の増発ということではないので番号が割り当てられなかったのでしょう。

今はどうか分かりませんが、少なくとも2010(平成22)年頃の段階では、7:05内畑発曽束経由大石小学校行きに使用される車両が、約1時間後にこの便になるという仕業です。発車時刻は当時も今も8:10で変わっていません。

教育学部しかなくて、私立の大規模大学と比べれば学生数が少ないので、1日1本しかありませんが、行列ができる人気ぶりで、1人乗るかどうかの静まり返った内畑とのギャップに圧倒されます。
キロ程は当路線独自のものなのかどうかよく分かりませんが、「Yahoo!乗り換え」では、4.5キロと出ます。
石山駅-滋賀大西門間は、通常通り52号経路のルートで測っても、東レ正門前から石山団地口にかけてのルートで調べても同じ4.1キロになるので、滋賀大西門から滋賀大学までは0.4キロと計算されているのでしょう。
敢えてアップダウンが激しく、大型車の走行に不利な山手の国分を回るのは、そうしてでも唐橋前の渋滞を避けて定時運行を確保する値打ちがあると考えられているからでしょう。

初日第1便の車両は、今は亡きA-3640でした↓

滋賀大直行初発

これを見ると、私もこの「商売」を始めてかれこれ10年以上経ってしまったのか、と感慨深いというのか、恐ろしいというのか…。
滋賀大学の公式HP内には、まだ開通翌日のニュースリリース記事JR石山駅から教育学部への直行バス運行開始が残っていて、この車両が滋賀大学バス停で降車扱いしている様子が写っています。
私が撮影した約15分後に撮影されたのでしょう。

↓こちらは往年の名車(?) 最初から最後まで生粋の「滋賀県人」だった数少ない車両A-1802

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車体に関心がない私も、これは別格です。懐かしいですね。やっぱりなんだかんだ言ってもエアロスターKはフォルムが洗練されていますね。動態保存してほしかった。「産業遺産」ですよ。

↓バス停は普段は西門の更に南にある南門から入って、正門から通じているメインの通りに突き当たるところに設置されています。

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「普段は」というのは、センター試験、教員免許状更新講習など、大規模なイベントがある時、特に渋滞の心配があまりない土日や、平日でも夕方の場合は臨時バスを国分回りでなく、石山寺回りで走らせて正門から入れて、普段は車両の通行を禁止している附属図書館前付近↓を開けて、南門まで通り抜けるように走らせるため、図書館の前辺りにバス停を移動させるからです。

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あまり特徴的な建物がない滋賀大ですが、この辺りがキャンパスの中央部分といえましょう。
単に「滋賀大」というと、大津市内では普通この教育学部を指します。
彦根高商からの伝統があって、経済学部としては日本最大級の規模があり、『週刊ダイヤモンド』「出世できる大学」ランキングで全国9位になった彦根キャンパスの経済学部に比べると、学生の数も半分以下で地味ですが、近江商人の基礎となる読み書き算を担ってきたのはやはり教育学部でありましょう。

滋賀大については拙ブログでは滋賀大西門 【南中系統開通25周年特集1】滋賀大学前【旧大津市内線19】の各記事でも触れております通り、現在附属幼稚園・小・中学校がある膳所から昭和30年代の非常に早い時期に平津に移転してきました。

小中学校で教えられている全10教科の専攻の他、障害児教育、幼児教育、そして教科の教育以外の教育の理論(教育哲学、教育社会学、教育史、教育心理学等々)を中心に学ぶ専攻、更にいわゆる「0免」と呼ばれる、教員免許取得が卒業要件になっていない専攻もあります。

従って、0免課程でない限り、どうしても「小・中学校で教える」という大前提はついて回り、教育実習が必修の卒業要件となりますが、実は教育学部は小さな総合大学とも言えます。
同じキャンパスに他の学部がある教育学部の場合は、他の学部の授業を教育学部の授業とみなして単位を認めるなど、他学部の関連する講座の協力を得るケースもあるようですが、基本的には教育学部の中に独立した国文学の講座もあれば、数学の講座もあり、物理や化学の先生もいれば、日本画、洋画、ピアノに声楽、体操競技や陸上などあらゆる分野の専門家が集っています。

↓先述の通り、センター試験、2次試験、教員免許状更新講習など大きな行事がある時は、臨時便が出ます。

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↓こちらはその中でも比較的珍しいであろうB‐1939による運行。

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↓ついこないだまでこんな面子ばっかりだったんですね。これも定期便の大石行とバッティングしているので、教員免許状更新講習の時だと思います。

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例年凄い行列ができています。

↓降車扱いする、今は田辺に行ってしまったW-1202

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降車扱い後は、右折して大学生協方面に向かうので、矢印で方向が示されていました↓

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最近はもう運転手さんが慣れてしまったせいか、矢印はないようです↓

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↓ターンする時は、生協の奥の方の広場に行っています。

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土地が広いので、本当にのびのびとターンができて、稀に見る理想的な転回場ですが、1日1回しか使われないなんてもったいないです。

↓はっきりしたことは分かりませんが、一旦車庫に戻っているようです。

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↓撮影したのは1月です。小さな春を見つけました…

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てな記事を書けばいい感じにまとまるわと思ったら……「ジュウガツザクラ」?こういう種類なんですね…↓

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1955(昭和30)年頃「園芸店で購入し、植えられた」って…w 何かの記念とかではないんですね。普通、園芸店で買ったとかそんなこと書かないだろう(笑)。そこまで書くなら、どこの店かも書いておいて欲しかった…。
この書き方だと、波平さんみたいなオッちゃんが、着物に下駄ばきでこれ1本だけ買ったみたいに見えますが、でも、実際には恐らく、個人ではないから他の木とまとめて買われたのでしょう。

今年はちょうど60年目なのですね。きっと、植えられた時は移転事業開始直後の、造成したばかりの荒れた土地で、桜も小さくて、心細かったことだろうと思います。

目の前のバス停はまだ孫のような歳の10年目、共にこれからも滋賀大の歴史の生き証人として存在し続けることでしょう。
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