青いバス停

There have been buses for more than 90 years in Otsu City. 「専攻?」である大津営業所管内の京阪バスの歴史を主体とした交通関係の記事をはじめ、雑記を記しております。
「京阪グループ共通バスカード」や「ピタパ」の導入で、すっかり影が薄くなった、紙式回数券ですが、大津管内では健在で、昼間割引回数券と、一般の回数券を時間帯によって使い分けているひとも珍しくありません。

この、昼間割引回数券は、1977(昭和52)年10月7日、33年前の今日、が誕生します。10月1日付で取り上げた1983(昭和58)年の運賃改定の時は、特別定期券と学期定期券が導入されたわけですが、昼間割引回数券導入も、運賃改定をきっかけに行われています。バスが交通の主役から押しのけられつつある苦しい時代ですね。だからこそ、日中の空いている時間にもっと乗ってもらおう、という意図なのでしょう。

この時の運賃改定も、1983年同様、7月には既に話題となっていて、もともと9月に行われる予定だったようです。

4社(引用者注 近江、滋賀、江若、帝産)の申請によると、特殊区間制を採用している大津市内(瀬田大江―際川間)では、現行の一区八十円、一区増すごとに二十円加算の運賃を五十三年九月末までは一区九十円、五十三年十月一日からは一区百円、一区増すごとに二十円加算にそれぞれアップする。

産経新聞1977(昭和52)年7月19日付滋賀ニュース



「瀬田大江―際川」と区間が示されているのは珍しいです。実際、確かに現在もこの通りになっているので、京阪バスが運賃を改定すると、大江や際川など、現在、京阪バスの路線がない地域も、運賃を改定せざるを得なくなると思います。京阪バスは、滋賀県に本社がある4社に比べて遅い申請だったようです。

因みに、53年の運賃改定は結局実施されず、54年になりました。

新聞記事では昼間割引回数券についてほとんど触れられていませんでしたが、上記の記事の続きに、「割引率の高い回数券を新たに発売する」とあり、それが本券のことだろうと思います。

私が知る限り、なぜか南郷、大石方面のバスでは、この券の広告アナウンスがなくて、石山寺経由石山団地行きに乗ると、石山寺山門前にさしかかるところで、
「10時から16時の降車時には、便利でお得な、昼間割引回数券をご利用下さい」
というアナウンスが流れます。

割引率は、「京阪グループ共通バスカード」の昼間用の方が高いですが、決定的に違うのは、「10時から16時」の利用可能時間が、降車時基準か、乗車時基準か、ということですね。
先述のアナウンスの通り、紙券は降車時を基準にするしかありませんが、カードは逆に乗車時基準ですね。
なので、カード化されても、例えば10時前に乗って、10時過ぎに降りる、というような場合には、紙券の活躍の場面が残る?????なんて思ったりします。

写真は、対キロ区間制区間や、京都市均一区間など、利用できない区間を示した表紙の裏。

このもう少し前の版には、「八戸ノ里駅」なども載っていました。

昼間割引券表紙
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