青いバス停

There have been buses for more than 90 years in Otsu City. 「専攻?」である大津営業所管内の京阪バスの歴史を主体とした交通関係の記事をはじめ、雑記を記しております。
浜大津 はまおおつ
所在地:大津市浜大津一丁目
開設年月日:不明
付近:京阪浜大津駅 京阪大津ビル 浜大津港 明日都浜大津 スカイプラザ浜大津 NTT西日本滋賀支店(旧日本電信電話公社大津電話局) 旧大津公会堂 浜大津郵便局
キロ程:三保ヶ崎から0.5キロ




「長らくのご乗車」お疲れ様でした。
途中、近江木戸からびわ湖バレイ口の間で大きな中断を挟んでしまいましたが、近江今津から52.8キロ、浜大津に着きました。
つい、浜大津まで来たし、やれやれ終点だ、と私自身も思いそうになりますし、実際区間運転もあったのだと思いますが、「京都今津線」なので、これからまだ京都に向かわなければなりません。

間もなく、京津国道線が1946(昭和21)年2月22日に終戦後の運行を再開してから70年目です。更に、今年7月は、同線の東半分、46号経路浜大津-山科駅系統が廃止されてからちょうど10年目という節目の年でもあります。

そこで京都今津線のシリーズはこのまま、節目の年を迎える京津国道線に継続させます。長い旅ですが、お付き合いのほど宜しくお願い致します。

↓江若鉄道廃止申請書類中の図面

IMG_3885.jpg

南の、京都方面が上になっているので分かりにくいですが、浜大津港から見ている格好です。現在、バスターミナルや「スカイプラザ浜大津」があるところは、江若鉄道の駅舎や敷地でした。

IMG_3956.jpg

ssIMG_3947_20110919150458.jpg

私は、江若鉄道の浜大津駅の写真を見て、湖岸道路の向こう側、大津港側だと思い込んでいましたが、よく見ると湖岸道路より南側で、京阪電車との間の僅かなスペースでバスが発着していたのだということが分かります。
ただ、江若バスの乗り場は別にあったようで、それが現在の「明日都浜大津」の辺りのようです。

京都今津線がどこにどう発着していたのかは、この図だけでははっきり分かりませんが、江若交通浜大津線はこの図の矢印の記載通り、湖岸道路から右折で江若浜大津駅の裏手に回り込んで降車扱い―――つまり、現在江若バス浜大津線が「スカイプラザ浜大津」の駐車場から出てくるのと逆のルートに近い格好でターミナルに入って、道路を渡って現在「明日都浜大津」のタクシー乗り場がある辺りで乗車扱いをしていた、という感じかなと思います。

↓江若鉄道があった当時の浜大津をジオラマ化したものが、2013(平成25)年3月に開かれた、「大津百町大博覧会」の「旧大津公会堂」会場で展示されていました。

IMG_5832.jpg

これは大津港側から眺めているので、正に図面と同じアングルです。

こうして改めて眺めると、駅を出ていきなり踏切、という厄介な構造だったんですね。まあそれは、高頻度な運転のところを想像するから厄介に思えるだけで、江若鉄道程度の頻度だと「開かずの踏切」になるとか、そういう問題はなかったのでしょうか。

↓現在の歩道橋からの眺め

IMG_6742.jpg

↓ジオラマを別のアングルでもう少しゆっくり見てみましょう。北東からの眺めです。

IMG_5831.jpg

貨物列車が発着するため、構内は結構広かったことが分かります。京阪電車との三線区間を経て、膳所で国鉄と繋がっていたことはあまりにも有名です。旅客列車も1日2往復だけ膳所まで乗り入れていました。時代によっては、その線路を使って、大阪からスキー列車が直通していたこともあるようです。

膳所駅のスイッチバックか、そうでなければバスを介してしかつながらない浜大津駅と大津駅という2つのターミナルのもどかしさを改めて考えさせられます。

↓江若鉄道の浜大津駅にぐっと近寄って撮影された写真は数多く、特に横に長いパノラマ写真は有名ですが、こうして引いてみると、江若浜大津駅前のバス乗り場の何と狭いこと!交差点や電車も絡むので、よく電車と接触したりしなかったなと思います。重大な事故にならなかっただけで、実は私が古い新聞記事を検索しても見逃しているような、小さな事故はしょっちゅうあったのかもしれません。

IMG_5828_20141231173519fca.jpg

↓2013(平成25)年3月1日付拙稿京阪石山坂本線100周年でもUPさせて頂きましたが、T.F.様が江若鉄道廃止直前の1969(昭和44)年10月5日に撮影された写真を見ても京阪電車と、江若浜大津駅の間のわずかなスペースしかなかったのだというのが、よく分かります。

44-10-5 浜大津京阪267

↓そんな中、江若交通だけは恵まれたちゃんとした乗場があることが分かります。

IMG_5829_20141231173522b7c.jpg

写真をクリックしてUPにして頂くと分かりますが、

堅田←雄琴温泉←下阪本           京阪三条
今津←安曇川←近江舞子  ←浜大津→  大津駅
小浜港←小浜←海津              名神大津


と書かれています。
拙ブログでも既に触れているかもしれませんが、少なくとも昭和40年代までは、江若交通で京阪三条発小浜行きが運行されていました。着いた時、腰が痛くて立てないのではないかと思います。トイレも困りそうです。

屋根の上の「清酒 トクムスメ」はよく分かりません。「トクムスメ」という牝馬の競走馬はいたようですが…。もしかしたら「フクムスメ(富久娘)」かな?と思ったのですが、T.F.様が1965(昭和40)年1月2日に撮影された写真を見てもはっきりと「トクムスメ」と書かれています↓

40-1-2_61.jpg

「ハリー食堂 構内売店」と書かれた小さい看板もありますが、「ハリー食堂」は浜大津では有名だったようで、時々拙ブログにコメントを寄せて下さるyume様も2011(平成23)年9月11日付拙稿「お母さんが小さな女の子だった頃の写真」にコメントを下さっています。

↓最近の、江若バス乗り場跡付近の様子。「明日都浜大津」が建っています。

IMG_2348.jpg

もう「コジマ」も撤退してしまいましたね。

なお、当停留所については、宜しければ浜大津【旧大津市内線7】及び浜大津【大津市内総合線 湖岸系統1】もご覧下さい。

次回は、京都今津線の延長且つ、京津国道線としての観点で浜大津を取り上げ、本格的に京津国道線のシリーズに入って参ります。

ご興味がおありの方は引き続きお付き合いのほど宜しくお願い致します。
関連記事
スポンサーサイト
コメント
この記事へのコメント
初めまして。更新いつも楽しみにしております。
清酒トクムスメについて、野洲に徳田酒造という酒蔵があり、「徳娘」といいう銘柄の日本酒を作られています。
もしかすると、この「トクムスメ」の看板ではないでしょうか?
2016/02/19(金) 12:49:33 | 「滋賀大前」元住民☆哀愁 | #mQop/nM.[ 編集]
Re: タイトルなし
初めまして、更新を楽しみにして下さっているとのこと、ありがとうございます。

> 清酒トクムスメについて、野洲に徳田酒造という酒蔵があり、「徳娘」といいう銘柄の日本酒を作られています。
> もしかすると、この「トクムスメ」の看板ではないでしょうか?

なるほど、片仮名で「トクムスメ」をいくら検索しても、牝馬の名前だということしか出てこなかったのですが、「徳娘」で検索すると、確かにその酒造会社の代表銘柄らしいことが分かります。同じ県内のことですから、やはりその「徳娘」だと考えるのが自然でしょうね。

また何かありましたら、ぜひご教示のほどお願い致します。
2016/02/20(土) 00:43:18 | 喜撰猿丸 | #HdXTMQ3I[ 編集]
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
http://contrapunctus.blog103.fc2.com/tb.php/455-3cd3a4b3
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
この記事へのトラックバック