青いバス停

There have been buses for more than 90 years in Otsu City. 「専攻?」である大津営業所管内の京阪バスの歴史を主体とした交通関係の記事をはじめ、雑記を記しております。
今月は、大津管内の京阪バスのアナウンスが、今のように合成音声化され、運賃表がデジタル式になって15周年でした。学生時代の夏休みの間だったので、印象がかなりはっきりしております。知人の話だけでしかありませんが、大阪はもっと早かったようですね。

バスが来て、ドアが開き、

コノバスハ 京阪石山寺 経由 石山駅 ヘ参リマス

という、途切れ途切れ(に聞こえた)のことばが流れた時、特に興味がないひとでも、少なからず「ハァ?」と思ったことだろうと思います。

乗れば乗ったで、運賃表がデジタルになっていて、やっぱり、

次ハ 滋賀大西門 滋賀大西門 デス

といった調子ですから面喰います。
わざわざカタカナで書きましたが、本当に逆にカタカナを音声にしたら、こういう感じか、と思うくらい、機械的に聞こえました。

2000年9月の『日本語学』という雑誌で、清水誠治は、「路線バスの案内放送のことば」と題して、合成音声について「聴く側の不満」として、
「原稿に共通する単位の切り方が悪いと、合成された放送分が不自然に聞こえることになる。バスの例だと、自然な談話の中では本来独立して発音されることのない『です』『でございます』を別録しているのを聞くことがある」
「データ間に入力されるポーズの長さが不自然なものがある」

と書いています。
 一方、作るのも最初は大変なんですね。
「通常の放送原稿を全てパソコンに入力し、全放送内容から共通する部分を取り出し、それを一回ずつ録音していく。そして、録音されたデータを、通常の放送原稿に見合った形に組み替えていくそうである」

つまり、「石山駅へ参ります」の「石山駅」も、「次は石山駅」の「石山駅」も同じものなわけですね。それどころか、「へ参ります」「次は」は基本的に京阪バスならどこでも共通ということです。

…そう考えると、話が脱線しますが、石山の「松原」と高槻の「松原」や、廃止になった大津の「西唐崎」と、今もある高槻の「西唐崎」は同じパーツを使っているのか気になります。

「松原」くらいならともかく、「西唐崎」などというバス停名が、同じ会社の遠く隔たった別の営業所管内に存在していたというのが不思議な偶然ですね。

合成音声・運賃表は、一気に全ての車両について更新されたのではなく、順次進行でした。しかし、9月に入るころにはもう全て置き換わっていたと思います。

これによってなくなった特に印象的なものが、
①整理券番号が切り替わる時のチャイム
②「大津市民憲章」のアナウンス
③終点で流れる物悲しい謎の?音楽
④幕式運賃表

です。これらについては、また今度書かせて頂きます。
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コメント
この記事へのコメント
No title
こんばんは!

そうなんですよね、京阪バスのアナウンス合成音声化は、まず1994年の枚方営業所と香里団地営業所から始まりました。

枚方営業所管内は1994年夏までにデジタル運賃表化が完了(香里団地営業所は整理券車がないので、白いアクリル板運賃表のままだったが、2000年秋のスルットKANSAI対応に合わせ12コマのデジタル運賃表が取り付けられました)。

翌年1995年には、喜撰猿丸さまのおっしゃるとおり大津営業所、山科営業所、そして高槻営業所において、一斉に合成音声&デジタル運賃表化が完了しましたね。

整理券番号が変わるときのチャイムですが、これは営業所によってマチマチです。
枚方・高槻・寝屋川営業所管内ではチャイムが鳴ります。
実は、今日、男山[90]号経路(藤阪ハイツ→樟葉駅)の京阪バスカラー車に乗車しましたが、整理券が発券される家具町2丁目のところでチャイムが鳴りました。
2010/08/29(日) 20:16:31 | N-3899 | #CZ2g33i2[ 編集]
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