青いバス停

There have been buses for more than 90 years in Otsu City. 「専攻?」である大津営業所管内の京阪バスの歴史を主体とした交通関係の記事をはじめ、雑記を記しております。
南郷洗堰 なんごうあらいぜき
所在地:大津市南郷一丁目
開設年月日:(京阪バス)不明
      (京阪宇治交通)1962(昭和37)年11月1日?
廃止年月日:(京阪宇治バス)2008(平成20)年11月1日
付近:瀬田川洗堰 旧南郷洗堰跡 国土交通省近畿地方整備局琵琶湖河川事務所 南郷公園 南郷公園プール 南郷水産センター 大津市立南郷小学校(旧大津市立南郷中学校)
キロ程:南郷一丁目から0.2キロ(石山駅から4.9キロ)




洗堰の現在の正式な名前は「瀬田川洗堰」ですが、バス停名は旧洗堰の名前そのままで「南郷洗堰」です。そのせいか否か、今も通称の「南郷洗堰」の方が通りがいいような気がします。
大津市内で洗堰を知らないひとはまずいないでしょうし、下流の京都、大阪といった琵琶湖淀川水系に住む人々にも広く知られています。

↓朝もやの洗堰。自分では勝手に、「モネの絵みたいな雰囲気だ!」と思っているのですが…。

IMG_3613.jpg

↓芸術性?より資料性を重視して?天気の良い日中にもう一度撮影。上の写真は上流側からですが、こちらは下流側からの撮影です。

IMG_6347_20130429084417.jpg

上の写真で、ゲートはいくつ開いているでしょうか?どのゲートが開いているでしょうか?答えは次々回「南郷」の記事で。

立木、岩間、袴腰の三山とこの洗堰は、すぐそばの大津市立南郷小学校の校歌にも歌われる、南郷を語るのに絶対に欠かせない要素で、住民や出身者の永遠の心の風景とも言えましょう。私もここには格別のこだわりがあるので、何度も現地を確認し直し、記事を書くのに特に骨が折れました。

現在の堰は1961(昭和36)年3月に完成し、開閉操作は電動で30分で可能です。全長170m、ゲートは10あって、私もそうしょっちゅう通りかかるわけではありませんが、通ると、
「全開や。昨日の大雨の影響やろうな」
「渇水やし1つしか開いてへん」

などとついつい開閉状態を確認しまうのは、南郷の住民の性(さが)でしょうか?

↓完成を伝える記事は意外にあっさりしていて、各紙確かめましたが、私が見た限り1961(昭和36)年4月1日付京都新聞滋賀版でしか報じられていませんでした。画期的なことのはずなんですが…。リサーチ不足かもしれませんので、もう一度工事開始当初から洗って見ます。

S36.4.1KS 新洗堰完成b

琵琶湖の洪水防止と水位調節が最も重要な役割ですが、下流の利水の役割もありますし、上が橋になっているので、田上と南郷を結ぶ道としても重要です。京滋バイパスとその側道が開通するまで長い間、唐橋以南では鹿跳橋までの間で唯一の橋でした。

因みに旧洗堰については、国土交通省近畿地方整備局琵琶湖河川事務所の公式サイト内「B-MAP」及び「B-BOX」「瀬田川洗堰竣工時の周辺の様子(資料番号A04009B00001)」という写真に出てくる、旧洗堰のたもとの標札の内容によると、道路橋ではないから工事関係車両以外は原則通行禁止、やむを得ず通る時は最徐行、荷重は7トンまでなどと書かれています。今のような積極的な交通路ではなかったようです。
(直リンクはできないため、お手数ですが赤字の写真タイトル又は資料番号をB-BOXの検索キーワードに入れて、画像をご覧下さい)

冒頭の写真でも右の方に写っていますが、その旧洗堰の跡↓も一部残されています。これは32もゲートがあり、角材を抜き差しして水位調節を行うため、全て開閉するためには丸一日かかったのだそうです(『角川日本地名大辞典 25 滋賀県』P526)。

※旧洗堰のゲート数を誤記しておりました。32が正しいようです。申し訳ありません。

IMG_3625.jpg

↓案内板

IMG_6326.jpg

なお、先述の「瀬田川洗堰竣工時の周辺の様子(資料番号A04009B00001)」には、何と竣工当時の浜大津行きの京阪バスの写真がありますので、よかったらぜひご覧下さい。今のバス停よりもう少し南ではないかと思われます。

↓その写真が撮影されてからおよそ25年経った1986-1987年頃撮影と思われる同じく浜大津行きの写真。

滋22か 868(26号)

るうパパ様が撮影されていました。
できるだけ同じアングルになるように今の様子↓

IMG_7264.jpg

もうちょっと寄った方がよかったですね。

基本的な風景は変わっていません。南郷公園が大規模に整備されましたが、恐らくるうパパ様が写真を撮影された頃までの25年と、それからの25年とでは前者の方が変化が大きいのではないかと思います。

↓紅葉の時期の石山駅方面乗り場

IMG_3622.jpg

↓大石方面のポール

IMG_3624.jpg

信楽高原バスのポールもありますが、時刻表は空白です。朝晩1日2回停車するはずです。

大石方面には昔から、このブロック積みの待合所がありました↓

IMG_6323.jpg

この待合所は、物心ついた時には既にこの状態だったな、と思っていたのですが、意外なところから、物心つく頃どころか、私など全く影も形もない1972(昭和47)年の時点でもう存在している、とんでもないクセ者?であることが分かりました。

長くなりそうなので、これについては次回。

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コメント
この記事へのコメント
信楽高原バスの洗堰バス停は2008年4月に設置され、2往復通っています。設置したままなので、日焼けで時刻が見えなくなってしまいました・・・設置当時は臨時バス停(高校通学用)との回答を頂いてますが、今の位置付けは不明です。
2013/05/12(日) 13:52:29 | じゅうしまつ | #-[ 編集]
Re: タイトルなし
じゅうしまつ様、情報ありがとうございます。
「回答を頂いて」…?問い合わせをされたのでしょうか。
なるほど、日焼けで消えたんですね。最初から書いていないみたいにきれいにまっ白だったので、こんなだったかな?と不思議に思ったんです。

2013/05/12(日) 23:39:00 | 喜撰猿丸 | #HdXTMQ3I[ 編集]
信楽高原バス バス停について
早速のコメントありがとうございます。
実は2008年4月に唐突にバス停が現れ、しかも甲賀市のページには洗堰バス停の記載が無かったんで、問い合わせたんです。一応、その時の回答メールも保存してあります。

久々に確認したところ、洗堰バス停現在は掲載されていますね。
http://www.city.koka.lg.jp/secure/11235/sg_asamiya.pdf

取り急ぎ、ご参考までに。
2013/05/13(月) 04:49:18 | じゅうしまつ | #-[ 編集]
Re: 信楽高原バス バス停について
いつもコメントありがとうございます。

> 久々に確認したところ、洗堰バス停現在は掲載されていますね。
> http://www.city.koka.lg.jp/secure/11235/sg_asamiya.pdf

ええ、私もそれを見て、今も停まっていることを把握しました。一度乗ろうと思いながら、ずるずる数年来てしまいました…。
2013/05/13(月) 20:04:43 | 喜撰猿丸 | #HdXTMQ3I[ 編集]
Re: B-BOX資料について
私にだけ読める状態でこの記事にコメントを下さった方、ありがとうございます。教えて頂いたメールアドレスにメールをさせて頂きましたが、届いておりますでしょうか?この次はコメントではなく、メールフォームからご連絡を下さいますでしょうか。また、記載頂いているアドレスが正確かどうか、こちらからのメールが迷惑メール等のフォルダに入っていないか、メールの受信設定がどのようになっているか、今一度ご確認お願い申し上げます。
2013/05/18(土) 12:56:02 | 喜撰猿丸 | #HdXTMQ3I[ 編集]
信楽高原バス バス停について
その節は気づくのが遅くなりまして失礼致しました。

時刻が読めなくなっていた時刻表ですが、現在は新しいものが掲示されており読めるようになりました。

問い合わせて確認したところ、石山寺方面は降車のみ可能(京阪との取り決め)で、鹿跳橋方面は乗車降車両方可能とのことでした。
2013/06/20(木) 00:10:39 | じゅうしまつ | #-[ 編集]
Re: 信楽高原バス バス停について
じゅうしまつ様、コメントありがとうございました。

石山寺方面は降車のみ可能ということは、石山寺行きに乗ることはできないのですね。
鹿跳橋方面が乗車降車、両方可能ということは、石山寺から乗って南郷洗堰で降りるということが可能なのでしょうか。
運賃は甲賀市外は全て300円のようですね。
2013/06/21(金) 23:03:42 | 喜撰猿丸 | #-[ 編集]
Re: 信楽高原バス バス停について
ご指摘の通りの疑問を私も抱きまして、確認したところ、石山寺→洗堰は乗車可能。洗堰→石山寺は乗車不可だそうです。
信楽高原バスは稀に滋賀観光バス車両が代走してたりしてて、見てて楽しいです☆
2013/06/22(土) 18:39:55 | じゅうしまつ | #-[ 編集]
Re: Re: 信楽高原バス バス停について
じゅうしまつ様、ありがとうございます。

乗れるとは言っても、運賃が京阪バスより高いから誰も利用しないでしょうね。
片道クローズドアの理由がよく分からないです。
2013/06/22(土) 21:30:50 | 喜撰猿丸 | #HdXTMQ3I[ 編集]
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