青いバス停

There have been buses for more than 90 years in Otsu City. 「専攻?」である大津営業所管内の京阪バスの歴史を主体とした交通関係の記事をはじめ、雑記を記しております。
今津中浜 いまづなかはま
所在地:高島市今津町今津
開設年月日:不明
廃止年月日:不明
付近:北浜会館 法慶寺 今津ヴォーリズ資料館 高島市商工会北部センター 日本基督教団今津教会会堂・今津幼稚園
キロ程:下辻川から0.3キロ


現行の行政地名としては存在しませんが、戦国時代には既に「中浜」という地名が見えるそうです(『角川日本地名大辞典 25 滋賀県』P516)。

江若鉄道の旧今津駅前から0.6キロという距離は、調べてみると現在の県道333号線と、通称『ヴォーリズ通』という旧道がクロスする辺りのようなのですが、今だからクロスするところでそれらしくても、京都今津線が走っていた当時は何もない通りに過ぎませんから、私は少しずれて、湖岸の旧道、通称「浜通り」とクロスするところではないかと思っております。

下辻川 【京都今津線2】の回でも取り上げた1957(昭和32)年国土地理院発行の1:25000地形図「今津」の一部です↓

S32発行 今津

今津駅から数えて2番目、湖岸に2つあるのうち、北にある方が、今回取り上げる今津中浜の位置ではなかろうかと思っております。
↓こちらが現在の地図です。



↓周辺案内図にもデータ上で赤くルートを引きました。

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下辻川の回で取り上げた、ヴォーリズ建築である「旧今津郵便局」を後にして、商店と古くからの住宅が混在する通りを歩きます↓

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↓途中、もう1つのヴォーリズ建築である、日本基督教団今津教会会堂・今津幼稚園の前を通ります。

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こんな幼稚園だったら嬉しいだろうな…。1934(昭和9)年の竣工です。

↓更に東に歩くと、もともと国道161号線だった、県道333号線が交差します。

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その北西角には…↓

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「今津ヴォーリズ資料館」があります。

何と1923(大正12)年の建築と言いますからもう80年以上経っています。
もともとは滋賀銀行の前身の1つである、百三十三銀行という銀行の今津支店でした。そのまま滋賀銀行に引き継がれ、1978(昭和53)年に滋賀銀行今津支店が移転すると、翌年からは2001(平成13)年まで今津町立図書館として使われていたそうです。増築個所を取り壊して、建築当初の姿に戻ったのは2003(平成15)年のことで、以後、資料館となっており、国の登録有形文化財に指定されました。

中では、今津に3か所あるヴォーリズ建築を中心に、全国のヴォーリズ建築に関する資料などが展示されています。

↓交差点を渡って振り返っても、なかなか素敵です。

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これは確か数年前のGWに撮影しています。青空の下も素晴らしいですが、それこそ京都今津線や江若鉄道がまだあった時代の秋の終わりから冬にかけての夕暮れや曇天もまた、ユトリロか誰かの絵のようで興趣深かったのではなかろうかと思います。

通りの小さな本屋で、雑誌を買って帰る。コートを脱ぐのももどかしく、達磨ストーブの脇に座り込んで、ページをめくる指がまだかじかんでいる。やっぱり手袋をしていけばよかった。汽車の発車の汽笛を合図にするようにして、教会からオルガンの音が聞こえだしたので、ふと窓の外を見やる。夕日が山の向こうに落ちるよりも先に黒い雲が北から押し寄せて、初雪を散らしていった。熱いコーヒーが飲みたくなった。

昭和の末期に生まれて、昭和も、近江今津も知らない人間の郷愁に過ぎないかもしれませんが、こんな光景をイメージしてしまいます。

↓道を渡ってなおも歩きます。

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↓浜通りとの交差点が見えてきました。

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↓交差点

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この時は膳テツさんも同行して下さっていたのですが、キロ程は多少の狂いもあるので、こういう場所こそバス停にふさわしいかもしれない、と話し合いました。

↓浜通りは、いわゆる西近江路の一部で、この交差点こそ、若狭から来る九里半街道との交点であり、ひとや物資が西に東にと行き交った歴史の現場なのです。

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ここから暫く、この「浜通り」沿いに走ります。

次は、今津南浜です。
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