青いバス停

There have been buses for more than 90 years in Otsu City. 「専攻?」である大津営業所管内の京阪バスの歴史を主体とした交通関係の記事をはじめ、雑記を記しております。
掲示板やブログで、ファンが会社に関するマイナスなことを書くのはどうなのか?という意見もありますが、ネコかわいがりするような「好き」は、本当の「好き」ではありません。そもそも私は自分をファンではなく、沿線の住民、一利用者だと思っており、声を上げなければいけないこと、言わなければいけないこともあると考えています。

それにしても、もう50年以上前ですが、1959(昭和34)年はいやに「言わなければいけないこと」が多かったのか、新聞に京阪バス関係の読者投稿が相次いでいます。

↓53年前の今日、5月8日付朝日新聞滋賀版

S34.5.8A あいまいなバス料金b

投稿内容の前に、下阪本から近江神宮回り大津駅行き、なんていうのがあったことが興味深いです。柳ヶ崎で右折して二本松を経由して近江神宮前で左折…というルートでしょうか?近江神宮より南に走っても、当時は市役所なんて影も形もなく、まだ米軍キャンプだったのではないかと思うのですが…。

それにしても運賃は大事ですね。何と言ってもお金ですから、こんな二転三転はとんでもないです。結局はちゃんとメモを確認した、新人車掌が正解だったということですね。
運賃の間違いは過去のものではありません。2008(平成18)年には、大石小学校-桜谷間の路線で、運賃表の運賃が20円多く表示されているという誤りが発覚しています(同年12月16日付読売新聞滋賀版)。人間がすることに「絶対」はありません。確認して、再確認して…が仕事の基本ですね(と自分に言い聞かせています)

↓続いてはこの約1か月後、6月9日付のやはり朝日新聞滋賀版。

S34.6.9A 不注意なバス運転手・車掌b

「バックミラーを通して笑い合いながら相当なスピード」「最後の客がステップに足を掛けると同時に発車させて」…これはいけませんね。とんでもないです。

今は、車掌がいないので、だいぶ環境が違いますが、ほんの数年前にも、センサーがあるのをいいことに、バス停でドアを開けたらすぐに閉める操作をするなんていう信じられない運転手がいました。当然、開閉ブザーが鳴りっぱなしですから、「早く乗れ」とせきたてられるようで、高齢者には特に危険だと思いますし、センサーだっていつ故障するか分からないから、あくまでも保険であって、そんな使い方をすること自体おかしいと思いました。

↓更に約1カ月後、7月12日付の朝日新聞滋賀版

S34.7.12A 京阪バスに一言b

「膳所平和町」とは今の杉浦町辺りのことで、私の手元にある1962(昭和37)年の『京阪神市街地図集』にはそのようなバス停名はありませんが、京阪瓦ヶ浜駅の南の角に「別保」というバス停が見えますので、そこのことだと思います。文中に出てくる「中之庄の幼稚園」とは、滋賀県の私立幼稚園として最古の歴史を誇る、「聖愛幼稚園」だろうと思われます。



「付属小学校」はもちろん、滋賀大附属小学校のことでしょうけれども、この当時は大津駅の前、現在の中央大通りの辺りにありました。だから「帰りはバス賃が足りなくて汽車で帰った」と書かれているのです。

運賃の間違いは「車掌の進退問題」…厳しいですね。

文中にある車掌に対する「身体検査」というのが、京阪バスはどうだったのか分かりませんが、会社によっては、何と人前で全裸にさせるなど、ここに書きかねるような人権侵害も甚だしいひどいことをやっているところもあったそうです。

マイナスな話ばかりだと凹むので、プラスな話の投稿も…。

↓1958(昭和33)年6月24日付京都新聞滋賀版。

S33.6.24KS 親切なKバスの従業員(投稿)b

しかしこれも、某O社を批判し、比較した上での某K社の話なので、すんなり100%気持ちよい、というわけに行きませんが…。
また、ベテランの指導の仕方についても、少々苦言…。確かに、乗客がいるところであまりキツいことを言っていると、感じがよくありません。

               §                  §

最近星野源(1981-)が2月に発表した新曲「フィルム」にハマっていて、そこで彼は、

笑顔のようで いろいろあるな この世は

と歌っていますが、乗務員も人間、笑顔のようでいろいろあるんでしょうねw 
最後に取り上げた投稿の末尾の通り、「サービスの向上に努めて下さい」というのが乗客の一番の望みです。
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コメント
この記事へのコメント
こんにちは。

この手の苦情は、昔も今も絶えないですね。

やはり自家用車もすくなくて、バスや地方私鉄が
唯一の移動手段であったころは、
乗務員には、「乗せてやっている。」
お客の方が、「乗せて貰っている。」と、

今と逆感覚(笑)があったことは否めません。

私も、小学校の高学年の頃、京都市バスの車掌さん
の態度が良くないのを作文に書いて、学年の
文集に載せてもらった思い出があります。

昭和40年代は、これが当たり前でしたけどね(^^ゞ
2012/05/10(木) 08:43:59 | なかっちょ | #4RB3NX36[ 編集]
Re: タイトルなし
なかっちょ樣、お返事遅くなりました。

> この手の苦情は、昔も今も絶えないですね。

運賃関係はカードの普及や、大半が特殊区間制となって単純になっているため、少なくなっていると思いますが、態度はなくならないでしょうね。でも、会社にもよりますが、だいぶ良くなってはいるのだと思います。おっしゃるとおり、昔は「乗せてやっている」的な発想があったでしょうね。

やはり古い新聞で、運転手か車掌として就職したひとが「バス(鉄道)会社は客を『乗せてやっている』のだと思っていたが、ここにきて、『乗って頂いている』のだと知って驚いた」なんてインタビューに答えている記事があった気がするのですが、見つかりません。こんな感覚なんですね。

ただ、大型第2種運転免許証という国家資格を持った運転手が、乗客の命を預かって行う業務なのであって、大げさないい方をすれば、その専門的な知見に基づいて、乗客の行為が安全な運行を妨げる行為だと判断すれば、注意すべきことは注意しないといけないし、非常時には指示すべきことは指示しないといけない、という部分はあることでしょう。
2012/05/12(土) 09:24:38 | 喜撰猿丸 | #HdXTMQ3I[ 編集]
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