青いバス停

There have been buses for more than 90 years in Otsu City. 「専攻?」である大津営業所管内の京阪バスの歴史を主体とした交通関係の記事をはじめ、雑記を記しております。

“ありがとう”って伝えたくて あなたを見つめるけど
繫がれた右手は 誰よりも優しく ほら この声を受けとめている

水野良樹 作詞・作曲 いきものがかり「ありがとう」(NHK連続テレビドラマ小説「ゲゲゲの女房」より)




東日本大震災をはじめ、紀伊半島豪雨、海外ではタイの大水害など、恐ろしい災害の多い1年でしたが、締めくくりは、こうした災害などで辛い思いをされた方々によい年が訪れることを祈りながら、温かい話を書きたいと思います。

宜しければBGMとして、最近、資料整理やブログ記事を書く時によく聴く、「いきものがかり」『ありがとう』の合唱版を、宜しければ一緒にお聴き下さい。



↓55年前の今日、1956(昭和31)年12月31日付京都新聞市民版より

S31.12.31KC 山科の京阪バス運転手感謝の表彰b

今でいう山科営業所の京阪バスのこの運転手さんの親切に、京都府交通安全協会から、「優良運転手」のバッジが授与され、地元醍醐市政協力委員会でも、表彰を検討している、という記事です。

受け持ち路線が固定されていたのか、記事にそう書かれているだけなのか、いわゆる「三六線」に従事していたようです。今は地下鉄東西線のルートで、大動脈となっているところが、当時は1日47往復、およそ30分ごとの運行という信じられない少なさです。

↓97年の地下鉄東西線開通まではこの路線の直系の末裔ともいえる路線がありました。A-1817号車。T.F.様撮影です。
京22か3807

乗客とみれば停留所でなくても随時停車して乗せ、いつも乗る顔見知りの人がかけつけてくるまで停留所で待ってくれ、電車や汽車の時間にも間に合わしてもらえるのが利用者には有難いという。



今の目で見ると、却って時間通りにちゃんと待っている利用者に迷惑だとか、停留所以外の場所での乗降は危険だとかいうことになるでしょうけど、この当時はまだゆっくりした時代で、また、ほとんど自家用車なんてないから、こんなこともほのぼのとしたこともできて、特に問題にはならなかったのでしょう。

この運転手さんは当時33歳なので、今御存命なら86歳ですね。どこかでお元気にしていらっしゃることを祈ります。

読者の方や今回の写真をご提供くださったT.F.様はじめ、日頃ご協力頂いている方々に改めて感謝致します。1年間ありがとうございました。繰り返しになりますが、特に災害などで辛い思いをされた方はじめ、みなさまによい年が訪れますように。年明けは少し休ませて頂いて、1月7、8日頃から再開する予定です。来年も宜しくお願いします。
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コメント
この記事へのコメント
ありがとうございました。
子供の頃(1960年代)は、京都バスのエリアでも手をあげて
バスを止めて乗り込んだり「ここで下ろしてぇ。」と、
声を出すのは、ちょっちゅうでしたね。
もちろん、市電の外周線から外れた、田舎の道のはなし
ですけどね(笑)

偶然に、喜撰猿丸さんのブログにお邪魔させていただくことに
なって、数ヶ月になりました。

鉄道より地元に密着しているわりには、なかなか記録に残りにくい
路線バスの歴史を丹念に拾われている姿には、頭の下がる
思いです。

来年は、どんな歴史が掘り起こされるのか? いまからワクワク
します(^^♪

良いお年をお迎え下さい。

2011/12/31(土) 13:41:00 | なかっちょ | #NAijnZeA[ 編集]
Re: ありがとうございました。
なかっちょ様、いつもお世話になり、ありがとうございます。

> 子供の頃(1960年代)は、京都バスのエリアでも手をあげてバスを止めて乗り込んだり「ここで下ろしてぇ。」と、声を出すのは、ちょっちゅうでしたね。もちろん、市電の外周線から外れた、田舎の道のはなしですけどね(笑)

なるほど。今も鞍馬以北はフリー乗降制ですね。今では考えられませんが、その頃は高野辺りでも結構田園風景だったと聞いたことがあるので、そうした道でしょうか。

> 鉄道より地元に密着しているわりには、なかなか記録に残りにくい路線バスの歴史を丹念に拾われている姿には、頭の下がる思いです。来年は、どんな歴史が掘り起こされるのか? いまからワクワクします(^^♪


そう言って頂けると嬉しいです。いつも、新たな情報で疑問が解決したと思ったら、その情報からまた新たな疑問が生まれる、という繰り返しで、果てしない道のりだと思います。
私も、現地の今を確認したり、資料を調査したりするとき、ワクワクしていますので、来年も読者の方々とそれを分かち合っていきたいです。新しい年も宜しくお願いします。よいお年を。

2011/12/31(土) 18:37:42 | 喜撰猿丸 | #HdXTMQ3I[ 編集]
よいお年を!
ふとしたきっかけで(検索で引っかかった)知ったブログでしたが、すっかり名古屋人になったつもりでいた自分にとっては、忘れかけていた大津・滋賀の話題を思い出すことができ、いつも楽しく拝見することができました。ありがとうございます。
京阪バスのことだけでなく、音楽のお話も興味深いな、と思いながらいつも読んでおります。

名古屋にもなかなか戻れませんが、来年こそは大津も含めた関西方面を旅できればなあと思っています。
どうぞよい年をお迎えください。
2011/12/31(土) 21:38:27 | れお | #pamUQ3n2[ 編集]
Re: よいお年を!
れお樣、こちらこそありがとうございます。
地元の方はもとより、引っ越された方、出身の方にもご覧頂ければと思いながら書いております。

> 京阪バスのことだけでなく、音楽のお話も興味深いな、と思いながらいつも読んでおります。

ありがとうございます。雑記を挟み込むのはどうなのかな、と思ったこともあるのですが、やはり読んで頂ける方の裾野が広がっているようで、反響のメールを頂戴したり、意外な記事に拍手が多く頂いたりすることもありますし、私自身も交通関係だけだとちょっとしんどいので、とりあえずは今の感じで続けようと思っております。

れお様もよいお年を。来年も宜しくお願いします。
2011/12/31(土) 22:53:29 | 喜撰猿丸 | #HdXTMQ3I[ 編集]
おめでとうございます
あけましておめでとうございます
ふとしたきっかけで喜撰猿丸様のグログを拝見することができ一年少し過ぎました、いろいろな内容の掲載に、懐かしさと、新発見の嬉しさ、などで毎日の拝見が楽しい一日の締めの日課となっております
去年末の浜大津近辺の京阪電車等の写真等・・丁度わたくし22,3歳、の頃でした
当時を思い出し、懐かしさで胸がいっぱいでした
今年も又どのような記事の掲載で毎日を、楽しませて下さるのやらと、心待ちしております大変なるご苦労かとは思いますが。宜しくお願いします
2012/01/03(火) 01:16:52 | エーストバレー | #-[ 編集]
Re: おめでとうございます
エーストバレー様、初めまして、新年早速のコメントありがとうございます。ずっと楽しみにして下さっていて、日課にまでなっているなんて、ブロガー冥利に尽きます。恐縮至極です。本年も宜しくお願い致します。

> 今年も又どのような記事の掲載で毎日を、楽しませて下さるのやらと、心待ちしております大変なるご苦労かとは思いますが。宜しくお願いします

「大変なるご苦労」…それをお察し頂けるだけでも嬉しゅうございます。そうなんです、もう大変なんです。とんでもないことを始めてしまったと思っておりますが、こうなると納得いくまでするしかありません。遊びのつもりだったのが、日を追うごとにどんどん本格的になっていって、周囲からも呆れられています。東京に行っても、国会図書館と国立公文書館にこもりっきり、とか言うと、なんてもったいない!と驚かれるのですが、私にしたら、それは釣りが好きなひとが海や川に行き、家族連れがディズニーランドに行くのと全く同じ感覚なんです。

今も資料を整理していたのですが、シルクロードを歩いてヨーロッパまで行くような果てしない気持ちにとらわれ、疲れていたところです。

いろいろ至らないところがあると思いますし、お気づきの点がございましたら、またコメントなど頂戴できると幸甚でございます。今後とも宜しくお願い申し上げます。
2012/01/03(火) 15:55:01 | 喜撰猿丸 | #HdXTMQ3I[ 編集]
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