青いバス停

There have been buses for more than 90 years in Otsu City. 「専攻?」である大津営業所管内の京阪バスの歴史を主体とした交通関係の記事をはじめ、雑記を記しております。
新庄 しんじょう
所在地:高島市新旭町新庄
開設年月日:1962(昭和37)年5月19日?
廃止年月日:1974(昭和49)年7月20日?
付近:湖西地域障害者生活支援センター「わになろう」 安曇川大橋
キロ程:湖西病院前から1.1キロ (近江今津から7.8キロ 浜大津から45.0キロ)


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家並もとぎれ、こんな景色が続いて疲れたなあ、と思った頃、安曇川を渡る橋に向かう上り坂の途中に現れるバス停跡が新庄です↓

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湖西を南北に、特に自転車や徒歩で巡るとよく分かるのですが、川を渡る度に坂を上り下りしなければなりません。川によって運ばれた土砂が堆積し、自然に川底が上がり、堤防もそれに合わせて高くしているためです。歩きはそれほどでもないのですが、自転車でこのアップダウンはかなり負担で、琵琶湖を1周した友人は、これに泣かされたそうです。

近づきます↓あまり写っていませんが、左手、つまりバス停の北側に、新庄の集落があります。

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↓待合所の中

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↓最近だいぶ減った、公衆電話ボックスもあります。携帯を忘れたり、思いがけず早く電池切れを起こした時など、やっぱり全くないと困りますね。110番や119番通報も、携帯は電波が不安定で途中で切れてしまったり、全然管轄違いのところに飛んでしまったりするので、あるならば公衆電話から掛けた方がいいそうです。

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浜大津方面は待合所がしっかり残っていますが、今津方面のポールがどこにあったのかはよく分かりません。
『新旭町誌』(1985)のP803に、安曇川大橋付近の国道161号線の写真があり、バス停が写っているのを後で発見したので、再確認に行きましたところ、この景色であることがほぼ間違いありませんでした。つまり、そこに写っているバス停が、新庄の近江今津方面でした↓

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著作権の問題があると考えられるので、同書の写真そのままはUPできませんが、ご興味がおありの方は、高島市立図書館、大津市立図書館、滋賀県立図書館などに所蔵されている同書をご覧下さい。茂みの中の赤い三角コーンの辺りに、近江今津方面のバス停のポールがあったことが分かります。

↓拡大

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↓安曇川の流れ。奥の方にJRの鉄橋があり、撮影すると美しそうでしたが、こういう時に限って電車は来ませんでした。

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今は安曇川大橋を渡っても、ずっと高島市ですが、もともとはここで旧新旭町に別れを告げ、旧安曇川町に入るということになります。何と1933(昭和8)年「汽車会社」製だそうです。
正式には、『汽車製造株式会社』と言い、その名の通り、鉄道車両の製造が専門で、0系新幹線や営団地下鉄の車両なども同社で作られていたそうです。1972(昭和47)年に川崎重工に吸収合併されますが、そんな時代まで『汽車製造』で名前を通していたのがすごいです。ウィキペディアを見る限り、橋梁の製作については触れられていませんが、各地に同社の手による橋梁があるようです。

明治の頃まで安曇川にはまともな橋がなく、両岸に結んだ綱をケーブルのようにして伝って船で渡っていたそうです。

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↓「汽車会社」銘版。

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安曇川、新旭といえば、何をさておいても京扇子の扇骨です。全国シェアの何と9割を占めているのだそうです。その扇骨を作り始めたのは、ここ新庄の戸島忠兵衛(1812-1867)だと言われています。それ以前に、現在の新旭町太田の長谷川玄斉が、水防と扇骨作りのために竹を植えたそうですが、そういえば、近江今津方面のバス停ポールがあった辺りと思われる場所の写真にも、竹藪が写っています。新庄は旱魃が起きやすく、反面水害が起きやすいので、農業以外の副業を、ということで、この竹林を利用して、扇骨を作るようになったのだそうです。

次は 安曇川高校前
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