青いバス停

There have been buses for more than 90 years in Otsu City. 「専攻?」である大津営業所管内の京阪バスの歴史を主体とした交通関係の記事をはじめ、雑記を記しております。
蓬萊(蓬萊駅前) ほうらい(ほうらいえきまえ)
所在地:大津市(旧志賀町)八屋戸
開設年月日:1951(昭和26)年7月8日?
廃止年月日:1974(昭和49)年7月20日?
付近:JR蓬萊駅(旧江若鉄道蓬萊駅) 八所神社 蓬萊浜 大津市立志賀中学校 
キロ程:八屋戸から0.8キロ


蓬萊駅は、珍しく湖西線と江若鉄道とで、位置も名前もほぼぴったりしている駅です。



蓬萊の「萊」の字は機種依存文字(くさかんむりに「来」の旧字体「來」)で、しばしば「蓬莱」と新しい字体で書かれることがありますが、正式な駅名はあくまで「蓬萊」であり、バスについては「和邇(和迩)」と違ってはっきりとどちらかにしていたという証拠がないので、本ブログ内では原則として全て旧字体を使います。悪しからずご了承願います。

IMG_5869.jpg

駅名はもちろん、比良山系第2の高峰、蓬萊山(標高1,174m)に因んでいます。「蓬萊」は簡単に言ってしまえば、中国の伝説の東方の仙境です。

IMG_5063.jpg

関西で「蓬萊」と言うとつい、「551の豚まん(アイスキャンデー)」「あるとき!」「ないとき!」のあの超有名CMを思い出してしまいますが、何も関係はなく、もちろん、551の売店どころか、コンビニ1軒キオスク1つない、静かな駅です↓

IMG_4946.jpg

551の蓬萊の臨時の出店が出たら、その時だけは大行列ができるかもしれませんが…。

↓和邇より北の旧志賀町の各駅には、たいてい「登山者カード」を入れる箱があります。大阪から60分圏内とは思えません。さすがです。

IMG_6060.jpg

「遭難が続発しております!」「熊!出没注意」

ドン引きやぁ… 帰ろうかな……。

IMG_6062.jpg

いや、本当に真面目な話、大津市は県庁所在地でありながら、市内で普通に遭難してしまいます。大阪や京都のひとが近くで手軽に登山と言ってイメージする5位以内に間違いなくランキングするであろう比良山系ですが、牙を剝いた時は本当に恐ろしいです。ここに載っている遭難事故は、新聞で大きく取り上げられたのを私も覚えています。

IMG_6061.jpg

旧志賀町の全域が、志賀中学校の通学範囲で、蓬萊駅が最寄りなので、こんな掲示があります↓
和邇の本校と、南小松の分校を統合して1つの中学校にするという時に、大問題になった末、結局ほぼ中間のここに決まったようです。

IMG_6063.jpg

志賀町という町名は、この「志賀中学校」の名前が住民になじみが深かったので、その通学範囲3村が1つの自治体として統合して1955(昭和30)年に町制を敷く時に「志賀町」になったのだそうです(『角川地名大辞典 25 滋賀県』P985)。つまり、志賀町にあるから志賀中学校、ではなく、志賀中学校があるから志賀町なんです。

湖東の「竜王町」は、1955(昭和30)年にそれまでの「苗村」「鏡山村」が合併する時に、両村が共通してシンボルとしている山の名前から名づけられたということですが、それと同じような考え方で、比良山系の麓ということで、「比良町」とかにしてもよかったのではないかと思います。「志賀」「滋賀」の指し示す範囲は時に多義的で、またアバウトなのです。

↓山側から見た志賀中学校。琵琶湖を望むすごい場所にある中学校です。ただでさえ勉強なんてしやしないのに、こんな中学校で琵琶湖側の教室の窓側に座ったら、私なんて毎日窓の外ばっかり見てぼけーっとしてしまうだろうな。

IMG_5067_20120520204944.jpg

実に厄介なことに、大津市立志賀小学校はこことは全く関係のない15キロ以上南の、旧滋賀滋賀村である大津市南志賀の、京阪南滋賀駅近くにあって、普通は小学校の名前と同じになっている市民センターは珍しく食い違っていて、「滋賀市民センター」…。
大津市民は何となく使い分けているのですが、よそのひとは大混乱することでしょう。

IMG_6065.jpg

↓南行きのバス停はこの辺りにあったようです。

IMG_2299_20111015184726.jpg

IMG_5873.jpg

↓こちらは北行きのバス停を南から撮影

IMG_5878.jpg

↓逆に北側から撮影

IMG_5874.jpg

湖西線のガードのすぐ近くであることが分かります。
南行きのバス停より南側にあって、駅からは少し離れますが、結構しっかり残っています。

↓すぐ近くに「八所神社」という由緒のありそうな神社があります。

IMG_5900.jpg


↓因みに、京阪はよく分かりませんが、江若の方は蓬萊駅折り返しの便が多数あり、その場合は、この図のように駅前広場でターンしています。この広場は、ほぼ、今の広場と位置関係が変わっていないと思われます。

IMG_3891_20120205203259.jpg

IMG_4944.jpg

↓湖岸には「白鬚大明神」と書かれた灯台?

IMG_5894.jpg

次は、和邇北浜です。
関連記事
スポンサーサイト
コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
http://contrapunctus.blog103.fc2.com/tb.php/317-aa2cce1d
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
この記事へのトラックバック