青いバス停

There have been buses for more than 90 years in Otsu City. 「専攻?」である大津営業所管内の京阪バスの歴史を主体とした交通関係の記事をはじめ、雑記を記しております。
外畑 そとはた
所在地:大津市石山外畑町
開設年月日:不明
旧称:大平
付近:石山外畑町自治会館 立木音楽堂
キロ程:白洲不動尊前から0.6キロ(石山駅から9.9キロ)




1993(平成5)年6月の大津営業所移転前はこのように、石山駅から外畑に直通するバスが日中1時間1回程度は運行されていました↓

滋22か1120②

T.F.様の撮影です。中型車による運行はあまり見たことがないので、貴重な写真だと思います。

外畑は、中世から「波多荘(はたのしょう)」と呼ばれ、『輿地志略』には、
「北は桜峯、東は白砂境、谷筋通、西は山城の国界なり」
と書かれているそうです(『角川日本地名大辞典 25 滋賀県』P428)。

「桜峯」は現在の「桜峠」のことでしょう。東の「白砂境」が、今の外畑の集落のある位置だと思います。

「今の」というのは、1964(昭和39)年の天ケ瀬ダム建設による水位上昇によって、もともとの集落が水没し、移転してできたのが今の集落であるためです。
この移転の騒動は大変なものだったようで、時々新聞を賑わしています。

江戸時代には内畑とともに「畑村」とされていましたが、その後内陸を「内畑」、瀬田川沿いのこちらを「外畑」と分けたようです。しかし、両者の関係は深く、現在も名残なのか、同じ氏神を奉(たてまつ)り、両町で「畑町自治会」を形成しています。

1982(昭和57)年1月15日付京都新聞滋賀版「県境 今むかし」という特集記事で、外畑と内畑のことが取り上げられていますが、当時の外畑の自治会長は、
「昔の外畑の町を知りたいなら内畑へ行ってみると、わかる。家の造りもだいたい似通っていたし、なんせ兄弟村やからな」
と語っています。

↓自治会館前の石碑

IMG_7769.jpg

良寛のことばが刻まれていますが、何かゆかりがあるのかどうか、それはよく分かりません。

現在地への移転50周年を目前に控えた2012(平成24)年夏の豪雨で最も大きな被害が出た地域で、私が「取材」した今年5月時点でも、まだ至る所に傷跡が残っていました。

IMG_7777.jpg

IMG_7775.jpg

速やかな復旧を願わずにはいられません。

↓内畑・宇治方面バス停

IMG_7782.jpg

IMG_7796.jpg

もともとこのバス停は「大平」という小字で呼ばれていましたが、どうも「外畑ボート乗り場」が休止(のち廃止)となってから、分かりやすく、また石山団地の「大平」と間違わないように、大字である「外畑」とされたようです。

因みに外畑の小字は他に「白洲」「長瀬」「千原」「里中」「生水」の5つがあります(『角川日本地名大辞典 25 滋賀県』P1053)。

こんな撮り方だと本当に最果てに来たような感じがします。

↓昔から、このバス停のポールとも何ともつかないものが放置されています。

IMG_7795.jpg

↓ロータリーはしっかりしたものが作られています。自治会の負担で作られたものでしょうか。

IMG_1364.jpg

↓徐(おもむ)ろに回り始めます。

IMG_1365_20130909224031823.jpg

↓車両は今は亡きA-3753です。

IMG_1366_20130909224033184.jpg

↓大石小学校・石山駅方面のバス停に停まって乗車扱いです。

IMG_1368_2013090922403309f.jpg

↓大石小学校・石山駅方面を眺めると、内畑・宇治方面のバス停が向こうに見えます。

IMG_7767.jpg

↓集落の西の外れに「立木音楽堂」という、似つかわしくない建物があります。コンサートホール兼カフェです。

IMG_7792.jpg

いつの間にこんなものができたのでしょう?高齢者が多い地元の住民からどう迎え入れられたのでしょう?「近江学園」も南郷に溶け込むにはひと悶着あったようですから、一昔、二昔前だと相当警戒されたでしょうけれど、もう今の時世で騒ぎ立てるようなひとはさすがにいないでしょうか。

IMG_5180_201309092233063ce.jpg

一度だけ中に入りました。グランドピアノとしては一番小さいものだと思いますが、向こうの景色は最高です。

〔京阪バス〕次は、外畑ボート乗り場 終点です/内畑 終点です。
〔京阪宇治バス〕次は、外畑ボート乗り場です/内畑口です。
関連記事
スポンサーサイト
コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
http://contrapunctus.blog103.fc2.com/tb.php/225-23213b7b
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
この記事へのトラックバック