青いバス停

There have been buses for more than 90 years in Otsu City. 「専攻?」である大津営業所管内の京阪バスの歴史を主体とした交通関係の記事をはじめ、雑記を記しております。
◆お知らせ

コメントへのレスが遅れており、申し訳ありません。思いがけない盛り上がりよう???なので、コメント欄でのレスの形でなく、近いうちにまとめて1本の記事とさせて頂こうと思います。


私が京阪バスにいた時にたえず電車の防衛線として、他社線の侵入を防ぐ様に防衛路線をどういう風に網を張ろうかという苦労をしたものである。他社が沿線に路線申請した時はすぐこれの対応で出願しなければならない。そして先方の線を不許可にするか、こちらに許可を受けるようにしなければならない。
(1927(昭和2)年京阪自動車買収当時の運輸課事業係長のことば)

(『京阪百年のあゆみ』P114 2011)  



2006(平成18)年6月30日は、大津営業所だけでなく、京阪バス全体の歴史の中でも、後々重要な意味を持つ日と評価されると私は考えています。以下の路線が、この日、最後の運行日を迎えるのです。

◆山科管内
46号経路(山科駅-浜大津)

◆大津管内
13号経路(石山駅-国道・湖岸連絡)
18号経路(石山駅-国道-浜大津-唐崎駅)
28号経路(石山駅-湖岸道路-浜大津-唐崎駅)
29号経路(石山駅-湖岸道路-比叡山坂本駅)


特に廃止時点での正式名称が山科大津線となっていた、京津国道線・46号経路は、昨年12月28日付拙稿「新生日本は輸送復興から!」京津国道線にトレーラーバスでも書きましたように、京阪バスの戦後復興を支えた、非常に重要な路線であります。また戦前も非常な活況を呈し、京阪バスの骨格の1つだった路線であり、その廃止は、単に西大津BP線以外で大津と京都がバスで直接行き来できなくなった、一路線の廃止、という以上の意味を持っていると思います。

また、比叡山線を除く一般路線の北端が大きく後退し、前身の前身の会社まで含めれば、京津国道線に負けない、大正にまでそのルーツを遡れる坂本方面の路線を失うということも重大な出来事だと思います。

京阪電鉄と他社バスの競争にならないように、という意味合いで設定されたバス路線でしたが、もはや他社が参入してくることなどあり得ない、という状態になったと考えられ、時代の変化の波は凄まじいです。

拙くて申し訳ないのですが、最後の運転の日を追い掛けた私の写真で、坂本、唐崎、京津国道の順に3回に分けてその日を振り返りたいと思います。現在の廃止区間の様子や、各路線の詳細については、その3回だけで取り上げきれませんので、今後、調査を進めながら書いていこうと思います。

13号経路だけは、紙幅の都合(と書いてから、紙ちゃうな、と思いましたが…)や、今年の10月1日が開通10周年の節目に当たることを考慮し、今回は取り上げません。

今日は、29号経路を取り上げます。

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比叡山坂本駅出発時は、比叡山ケーブル連絡を強調し、「坂本ケーブル乗場」が大きく書かれます。現在幕車に残っている幕も、この書き方です。

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29に改番される前は19号経路でした。その時代の写真は、リンクさせて頂いている撮影劇場様の、京阪バス~P-MK116J~に掲載されています。その更に前、86-87年前後の時点では、旧31号経路として、名神大津‐叡山駅間を走っていました。この31号経路の「名神大津」行き表示は、京阪バス情報局様の、特別企画にUP中です。

普段、この路線はS車や中型が多かったのですが、この日は午前中の便がW-1202でした。LEDが残念な感じですが、内容はご覧頂けると思います。

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今更気付いたのですが、「JR比叡山坂本駅」と書かれているんですね!国鉄時代は、私が知る限り、京都駅と石山駅以外、「国鉄」の文字は入っていませんでした。「叡山駅」時代も、国鉄時代、JR発足以後通して、「叡山駅」だけでした。



坂本ケーブル乗場で、ケーブル連絡のため、少し停車時間があるのもこの路線の特徴でした。その停車時間に撮らせてもらいました。この時には「石山駅」を大きく表示しています。

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側面表示も、幕は幕回しの時に見ることができますが、LEDはもう見られません。浜大津で撮影。

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浜大津の時刻表↓

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確かこの後、昼食を挟んで、京津国道線の撮影などをして、夕方、29号経路に舞い戻ったと記憶しています。今思えば、よく1日で廃止路線全部回れるように段取りできたな、と思います。

石山駅15:35発の便が、本当に最後の比叡山坂本駅行きでした。

京阪坂本駅前-比叡山坂本駅間にて この鳥居を京阪バスがくぐる姿は、もう見られません。

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江若交通と憩う姿も、もう過去のものです。確か私はこの折り返しの石山駅行きに乗ったはずですが、ギャラリーもなく、寂しい幕切れでした。

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終点 比叡山坂本駅の運賃表表示。守口方面の路線再編の時は、恥も外聞もなく、なくなる全バス停の運賃表を撮影しまくりましたが、この当時は意識がまだあまりなく、私の手元にあるのはこれだけです。

整理券9の「170円」は京阪坂本駅からの運賃で、これは江若交通の対キロ区間制による計算です。この区間とこれに跨る区間は、京阪バスの昼間割引回数券の使用も不可となっていました。誰がそんな1停留所だけの区間乗るのか、と思っていましたが、当日の午前中、私が乗ってしまいましたw

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次回は唐崎方面を取り上げる予定です。
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