青いバス停

There have been buses for more than 90 years in Otsu City. 「専攻?」である大津営業所管内の京阪バスの歴史を主体とした交通関係の記事をはじめ、雑記を記しております。
※今回、UPしてみるとボリュームが普段の倍くらいありそうなことに気付きましたが、今から分割するのもおかしいので、そのままにします。交通関係の話は、最初と最後に少しだけです。悪しからず……

いきなりですが、宜しければまず、J.S.バッハ(1685-1750)『我 汝に呼ばわる、主イエス・キリストよ[Ich ruf dir,Herr Jesu Christ] 』BWV639のケンプ編曲版(もともとオルガンの曲をピアノ用にしたもの)をお聴き下さい。



30日に大盛況のうちに無事幕を閉じた、ラ・フォル・ジュルネびわ湖で、アンヌ・ケフェレック(Anne Queffélec)というフランス人ピアニストが、東日本大震災の犠牲者を追悼する意味を込めて、本来のプログラムにはなかったこの曲を、冒頭で特別に演奏しました。

残念ながら、You Tubeに彼女の演奏はありませんでしたが、ひたひたとひとの心に入り込むような重厚感です。

この曲が入っている、私のお気に入りのCD↓

Bach: ContemplationBach: Contemplation
(2009/01/13)
Anne Queffelec

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係員の事前説明で、「バッハのコラール」とだけ言われ、作品番号やタイトルがなかったので、どのコラールだろう?と思っていたのですが、彼女が弾き始めた瞬間、なるほどこの曲の静かな重みと、幽玄さは、犠牲者を悼むのにふさわしいものだと感じられました。一音一音の丁寧な打鍵に、短い曲ながら、ケフェレックの心遣いが滲み出ているように思われ、私も、思わず頭(こうべ)を垂れたくなるような気持ちになりました。

言っている間に震災から2カ月経ってしまいます。今日、震災当日、「避難して下さい」と防災無線で呼びかけ続けて、行方不明になっていた宮城県南三陸町の職員の死亡が確認された、というニュースが報じられました――――


     §                   §

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順番が後先になりました。29日も30日も、別にラ・フォル・ジュルネがあるから、というわけでもないでしょうけど、エラい渋滞で、石山・南郷方面のバスのダイヤは、大幅に乱れていました。29日なんて、W-3001が何と大石小学校行きになっていたんです(私が知っている4号経路の中型運用は、休日ダイヤ早朝と、平日19:39発だけ)。日中にそんな運用あったか?
こんなこともあろうかと早めに出て正解でした。危なく、13時からの公演に間に合わないところでした。

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大津駅前…相変わらずひと少なっ……。南草津駅に乗降客数追い越されて県下第4位に転落して、どのくらい経つんだろう?石山駅より順位が下がったのなんて10年や20年前ではきかないはずだし…。

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先述のアンヌ・ケフェレックの公演(プログラム↓)では、私は本当に運のいいことに、小ホールの最前列に座れました。開いたグランドピアノの大屋根(本体にかぶさっている方の大きな蓋)の裏が鏡のように輝いて、そこにダンパーや弦が、まるで屋根の方にあるかのように映り込んでいるのが分かります。撮影禁止なのでかないませんが、あの輝きを皆さんにもお見せしたかった!

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ベートーヴェン(1770-1827)だけでなく、昨年12月27日付拙稿感動!バッハ・コレギウム・ジャパンの「メサイア」でも取り上げたヘンデル(1685-1759)の演奏もあったのがバロック好きの私としてはうれしい!

※自分の覚書というか、勉強も兼ねて生没年を記したんですが、活躍していた年で考えれば、100年近い差があって、それで音楽の形式や作りが全然違うことに改めて驚かされます。

プログラムによると……なになに、第1曲目は「ピアノ初心者が弾けることで人気が高い」とな!?確かに、そうむちゃくちゃ難しいとは思いませんでした。実は、そろそろ発表会の曲を探さないといけなくて困っているので(!)、候補に入れたいなw ………で、楽譜を見て腰抜かして、あっさりあきらめるんだろうな(汗

「エリーゼのために」は、プロのピアニストが弾くには易しすぎて、こういうコンサートで演奏されることは実は意外と少ないんですが、人口に膾炙する名曲だけに、こんな超有名人による生演奏は嬉しいです。「エリーゼ」が誰なのか、プログラムにもある通り、謎なんです。
「我こそはと思う方は名乗り出るべし」
ホンマに名乗り出られたらどうするねん!?


「バガテル」は知らなかったんですが、これも、私のような素人のイメージするベートーヴェンらしさが、いい意味であまりない、こじんまりとまとまった粋な小品。
でも、何といっても『月光』がすごかった!タイトルの由来となった物静かな第1楽章、可憐な第2楽章も好きですが、第3楽章が、初めて聴いた中学生の時から大好きですw

ベートーヴェンは、全体重をピアノに預けるようなタッチで弾かないと迫力が出ないので、割と男性向きといわれるのですが、彼女は、CDジャケットの写真でも分かるように、細身の体、か弱そうな腕なのに、力強く、スピーディな打鍵を繰り出し、最高の盛り上がりで演奏を終えました。

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よくピアニストの演奏について、「力強いタッチ」とか言いますが、単に腕を派手に振り下ろして鍵盤を叩きつけても、力強い音は出ません。出ても、きれいな強い音ではありません。ベートーヴェンなんかは、ある程度力でぐいぐい押して行くような部分も必要かもしれませんが、やっぱり一番効率よく弦が振動するポイントで、自分の腕の重み、ひいては体重を無理なく無駄なく鍵盤に載せることが大事なんだろうと思います。(て書くだけ書いてるけど、実はいつも先生に注意されていること…汗)

ピアニストはレパートリーに偏りがあることもあって、特にロマン派のピアニスティックな曲に流れるひとが多いせいか、ショパンの難しい曲は弾けても、「ピアノ」という楽器自体が存在しない時代で、音楽の構造自体全然違うバッハの曲は苦手ていうひともしばしば。しかし、彼女はショパンのような、きらびやかな音色も、今回のベートーヴェンみたいな重みのある音もOK、バッハも大得意、という超人です。

演奏の後はサイン会!ケフェレックのサイン欲しい~☆しかし、案の定の大行列、その上迫る次の公演…ということで諦めました(>_<)


続いては、苦手な交響曲…。

私は特別に音楽に詳しいわけではないし、同じクラシックでも、バロック音楽が好きなので、普通のオーケストラ演奏というのは実はあんまり……なんです(-.-) 寝ちゃわないかな…と不安…zzz

でも、びわ湖ホール芸術監督の沼尻竜典(ぬまじりりゅうすけ)の分かりやすい解説付きの『田園』はよかった!普通は背景にあるビオラやファゴット、ティンパニなどの音をわざと取り出して、何を表しているのかを教えて下さいます。

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「第3楽章は田舎の農民の踊りを表しています。オーボエと、それに続くファゴットの音……ファ、ド、ファ…。はい、田舎の楽器は、あまりたくさんの音が出ませんね(^O^)」

「第4楽章、ここで雷が鳴り、ティンパニが出ます。ここまで最初からずっとすることがありません(爆)。雨が降って来て、農民たちがうろたえます。第一ヴァイオリン、はい、うろたえて!」


文字に起こすと、きつく見える部分もあるかもしれませんが、楽しい解説です(もちろん、録音したり、その場で
メモを取っているわけではありませんので、沼尻氏のことばそのままではなく大意です。あしからず)。

『田園』をしっかり通して聴くのは初めてなんですが、そんなに土臭い感じではないです。第1楽章の出だしは、ほとんどの方がイメージできると思いますが、一応(別の楽団の演奏です)↓第2楽章以下も、検索すればいろいろ出てきます。




沼尻氏が「農民の踊り」といった部分は、ピーテル・ブリューゲル(父)(1525/1530?-1569)の名画『農民の踊り』(↓美術の教科書でご覧になった方、多いのでは?)のイメージかな?と思ったのですが、もっとさらっと爽やかな感じでした。まあ地域も違うし、ベートーヴェンの方が200年以上も新しいから、感覚も違いますね。

農民の踊り

あんな面白い解説がつくなら、また聴きたいです。クラシックなんてまともに聴いたことない、コンサートなんて敷居が高い、と思われている方、おススメです。いつもあんな解説しはるのか分かりませんが。

でも、沼尻氏、解説は面白いですが、当然指揮は真剣です。カッコよかった!指揮者って、汗だくになるのに、どうしてあんな暑い格好をするんでしょう?いや、やっぱり燕尾服やタキシードでないとしまらないか…。
因みに、この方はピアニストとしても有名です。ふつう、指揮者はみんなピアノは弾けるんですが、いかにも副科ピアノ(指揮や声楽など、ピアノ以外の専攻のひとのピアノ)やな、ていうひとも中にはいます。

改めて、琵琶湖の景色を見て、余韻に浸って帰ります…。九条山の京津線の跡にも植わっているこの木、何の木だろう………きれい…

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     §               §

帰り、浜大津に行こうと思って乗ったS-1073の運転席の上に、他の車両にもある特別表示の一覧が貼られていたのですが、何と……

105 直通 大津駅
107 貸切 大津市立やまびこ総合支援センター
108 貸切 特別養護老人ホーム 千寿の郷

(106は何も書かれていなかった)

と書かれているではありませんか!
S-1074が寝屋川に行ってしまって、伝説???の貸切表示はどこに行ったのだろうと思っていたら、こんなところに。いや、それとも元々あった?

運転手さんが優しい、愛想のいい方だったから、お願いしたらちょっとだけ待ってもらって、撮影できたかもしれませんが、何となくダイヤがおしているような雰囲気だったので(実際、すぐに折り返した)、いつも図々しく恥知らずな私も遠慮してしまいました。できたら、業務用のアナウンス(「○番、回送 です」とかいうやつ)がどう設定されているのかも聞けたらたまらないですw
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