青いバス停

There have been buses for more than 90 years in Otsu City. 「専攻?」である大津営業所管内の京阪バスの歴史を主体とした交通関係の記事をはじめ、雑記を記しております。
昨日は朝から「瀬田町」バス停の現地調査に行ってきました。これからも、紙資料だけでなく、現地調査をできる限り行い、謎が完全に突き止められなくても、せめて今その場所がどうなっているのかは確かめたいと思っております。

1963(昭和38)年の「京阪神市街地図集」を見ると、瀬田は当時大津市ではないため、地図の端っこに、ことばは悪いですが、いい加減に書かれているような感じでした。
瀬田町 S38  瀬田 現在

それでも今の地図(昭文社2007年版より)と比較すると、道のつながり方から、今の近江鉄道バスの「神領建部大社前」、帝産湖南交通の「建部大社」のバス停の辺りではないかな、ということは推測されました。ここには特徴的な「三角形」があり、私は、現在の野郷原・信楽方面の両社のバス停の位置が、京阪バスの「瀬田町」で、下記の図のようにこの三角形をうまく使ってターンしていたのでは?と思ったのでした。
昭和38年の地図には、三角形はありませんが、あとで国土地理院http://www.gsi.go.jp/の「国土変遷アーカイブ」の機能で1940年代の瀬田の航空写真を見て、その時既に三角形は存在することが分かりました。

http://keihanbus.xrea.jp/up1/files/seta.pdf
「瀬田町」現地調査にかかわる略図

(なお、説明がしにくいので、数学のようで申し訳ありませんが、今後この三角形を△ABCとし、辺AB、点Cのように表します)

しかし、現地に行ってみると…

辺BCは一方通行で、C⇒Bとしか通行できない!
点B

という問題があることが分かりました。
しかし、路線が開通したのは恐らく1952年(実際には戦前にもあったようなのですが、それについては別途…)、廃止は社史によれば1969(昭和44)年のようなので、当時は一方通行でなかったかもしれません。
ただ、更に、この場所であったことを100%否定するものではないにしろ、同行の知人から私が気付かなかった大きな問題を2つ指摘されました。

1.神領交差点という、大きな交差点に近すぎる。始発・終着点として行政から認められるのか?

点A手前から (点A 神領交差点石山寄り)
点Aから (点A 神領交差点)



2.点Cから左折できなくはないが、かなりの鋭角のため、大型車には辛い?

点CからB・A(点Cからの眺め。左手が点B、右手が点A・石山方向 つまりここを使って転回していたとするなら、正面の石材屋さんの真ん前で大きく鋭角で左折していたということに…)

1については、1970(昭和45)年の地図には、現在の県道57号瀬田西インター線に相当する道が描かれていますが、私の手元の1960年代の地図にこれはなく、瀬田町行きのバスがあった時は、恐らく石山方面から見ると、草津方面と信楽方面が分かれる単純な2差路だったのだと思われますが、交通の大動脈であることには違いありません。まして、国道1号線の瀬田川大橋ができる前は、ここを通らなければ大津と草津の間すら行き来できなかったわけで、いくらマイカーが少ない時代でも、やはりこのような折り返し方は難しいかな、という気もしました。

もしかすると、回転場があったのかもしれない、と思うのですが、確かめようがありません。先述の「国土変遷アーカイブ」で1975年の建部大社付近を見ると、県道の南側に空き地のようなものが見え、今もここは駐車場や新しいアパートで、雰囲気的には回転場があったとしても不思議ではない、と思います。ただ、これより前の実際に瀬田町行きがあった時代の写真は、解像度を上げてもそういった空き地があるかどうか分かりませんでした。それに、空き地があるか分かったところで、それが回転場かどうかなど、航空写真では知る由もありません。

というわけで、今回の調査では、「瀬田町」は現在の「神領建部大社前」付近であったのではないか、と推測することしかできませんでした。すみません(汗 でも、今後も調査は続けたいと思います。
地元の方など、何かご記憶の方はお知らせ頂けると嬉しいです。

なお、1963(昭和38)年12月31日のサンケイ新聞滋賀版には、
「京阪バスは、日赤病院-浜大津-瀬田間を建部神社境内まで延長する」
と書かれておりますが、これについて今回一度に書くと長すぎるので、先の略図を使いながら、また別途書かせて頂きます。
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