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青いバス停

There have been buses for more than 90 years in Otsu City. 「専攻?」である大津営業所管内の京阪バスの歴史を主体とした交通関係の記事をはじめ、雑記を記しております。
今から60年前の今日、戦後7年目のアメリカ独立記念日であった1952(昭和27)年7月4日の京都新聞では長距離バスの話題↓

S27.7.4K 京都‐大阪間長距離バスb

この時代にもう長距離バスというものが様々に企画され、運行されつつあったことに驚かされます。ウィキペディアの高速バスの項を見ると、戦前にまでその歴史を遡れる国鉄バス広浜線の他、戦後になって、いくつかの長距離路線が高速道路開通前に開通していたことが分かりますが、この新聞記事で取り上げられている路線に関する記述はありませんでした。

岡山-大阪間は、今の夜行バスのはしりですね。まだ高速道路なんて影も形もありませんから、一般道を通っていたはずです。所要時間7時間、睡眠時間としては適当ですが、道路状態は今のようによくないでしょうから、とても寝ていられなかったのではないでしょうか。

網野-京都間が、岡山-大阪間とほぼ同じ距離で、所要時間も同じくらいということにも驚かされます。現在も、丹後海陸交通が間人(たいざ)(旧網野町)-京都間のバスを運行しておりますが、京都縦貫自動車道経由で所要3.5時間、もちろん昼行です。

園部-西脇にも驚かされました。国鉄バスの園篠(えんじょう)線より長いですが、もともとこういう形で運行されていたのでしょうか。

そして、京都-大阪間ですが、「日本急行バス」と京阪バス、阪急バスが取り上げられています。この日本急行バスは、名神高速バスで有名なあの日本急行バスかと思いましたが、同社は1964(昭和39)年設立なので、辻褄が合いません。しかし1日47往復とは羽振りがいいです。
阪急の七条大宮-天六間は、いわゆる「京都急行線」ですね。阪急バス系私設サイトの代表格で、私も見習いたいと思っている「阪急バス路線物語」さんの京都線(+京都急行線) 概要という記事で詳しく取り上げられているので、ご興味がおありの方はぜひご覧下さい。七条大宮なんて中途半端だなと思いましたが、これもそれなりの理由があったことが分かります。

今年4月から運行を開始した京都交野なんば線でさえ13.5往復なのに、阪急バスは当時20往復!
自家用車はもちろん、他の交通機関が未発達であることが大きいのでしょう。

京阪バスの浜大津-大阪間については、昨年8月5日付拙稿Future Perfect~「永いおなじみ」から「永いおなじみ」へで取り上げました通り、この年の12月に認可されています。

新聞記事と新聞記事、他の資料と新聞記事を対照させると、歴史が立体的に重層的に見えてきたり、時には矛盾もあって謎が謎を呼んだりして、面白さが何倍にも膨れ上がります。
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