青いバス停

There have been buses for more than 90 years in Otsu City. 「専攻?」である大津営業所管内の京阪バスの歴史を主体とした交通関係の記事をはじめ、雑記を記しております。
24年前の今日、1987(昭和62)年4月8日、大津市赤尾町に、現・大津市立南郷中学校が開校しました。

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それまで、大津市立石山、南郷、大石の3小学校区が通学域だった南郷中学校は、マンモス化したため、石山中学校と名前を改め、石山小学校の通学域だけが学区となり、新・南郷中学校は、南郷・大石の2小学校の卒業生を受け入れるのが基本となりました。

現・南郷中学校は「第2南郷中学校」を名乗るという話もあったのですが、大津市立の学校に「第○」という数字を使う学校は1つもなく、つり合いがとれないと思われたのか、結局もともとの南郷中学校の方が名前を変えるという異例の事態になりました。
これに合わせて、京阪バスは通学向けの路線を開設します。52・53・54号経路、及び無番号の南郷中学校-石山団地系統の開通です。南郷中学校区の外が起点となる石山団地系統を別にすると、その役割はもちろん、「大石小学校区の中学生の通学輸送」です。

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戦後は、合併による通学区域の変更、更にはバス会社のエリアや競合の話まで絡んで、特に大石学区の通学は時折新聞でも取り上げられる問題だったのですが、調べだすと大津市立瀬田中学校など、全く関係ないと思っていた地域まで絡んで、かなり大変だったので、今回は割愛します。

開通から間もない頃の貴重な写真は、リンクさせて頂いている京阪バス情報局内の「特別企画」にございますので、そちらをご覧下さい。

今回私は、読者の匿名希望さん(HNはなく、付けることも希望されなかったので、このようにさせて頂きます)に見せて頂いた、貴重な資料の写真をUPしたいと思います。

昭和62年4月8日、南郷中学校系統開通当初の、「赤尾町」の時刻表です。

(各写真の上下に見える白い四角は、重石代わりに積んだコピー用紙です)




この当時、子どもだった私は、真新しい各バス停のポールを目を輝かせて見に行って、1日数本だけしかなかったので、がっかりを通り越して、唖然としてしまったのを今もはっきり覚えています。手書きだったんですね。
下は拡大写真です。

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×印は学休期運休なので、夏休み、春休み、冬休みは1日1本しかなかったことになります。この当時は土曜は平日ダイヤ扱いなので、日曜祝日は、1本もなかったわけですね。

こちらは、南郷中学校、大石小学校、内畑方面。南行きの方が本数が多かったことが分かります。今最も多い、52号経路石山駅発南郷中学校経由新浜行きは最終19:14発だけで、内畑行きが基本だったんですね。南郷中学校は18:00が完全下校なので、この最終便以外は、完全に、中学生の通学輸送を前提としているのでしょう。土曜だけ運転の内畑行きというのもすごい。南郷中学校始発にしてもいいのに、ちゃんと石山駅から運転され、「○×印」などという記号で表されています。多分、○が土曜運転、×が学休期運休だということなのでしょう。



拡大写真です↓ この当時、54号経路は大石小学校発石山駅行き片道だけだったので、「大石小学校行き」はありません。

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続いては、翌年昭和63年3月のダイヤ改正のときのものとおもわれる、やはり「赤尾町」の時刻表。
この前年、9月27日に「標柱時刻表作成システム」が本格稼働しはじめたため、現在とほとんど同じレイアウトの時刻表になっており、変色していること以外、何ら違和感がありません。


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赤尾町のバス停は、南郷中学校系統開通時に新設された7つのバス停の中で、2、4号経路などが停車する赤川など国道422号線沿いのバス停から最も遠く、標高も30mほども高い台地の上にあって、交通に恵まれなかったため、譬え1時間に1本でも、路線バスが通うということは、大変画期的なことだっただろうと思われます。今も、瀬田川グリーンハイツの真ん中の南郷二丁目とともに、この沿線で最も利用者の多い停留所です。
1993(平成5)年6月20日の、大津営業所移転をきっかけとする大規模なダイヤ改正で、日中1時間2本という現在のダイヤの基礎が築かれました。現在も別に幹線ではありませんし、歴史は浅いですが、一定の存在感のある路線になりました。

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現在の赤尾町付近。東側に歩道を仕切る縁石が据えられたこと以外、開通当初とあまり様子は変わっていません。

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末筆になりましたが、匿名希望様、貴重なものをありがとうございました。
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