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青いバス停

There have been buses for more than 90 years in Otsu City. 「専攻?」である大津営業所管内の京阪バスの歴史を主体とした交通関係の記事をはじめ、雑記を記しております。
まんたろう様が撮影された25年前の信楽高原鐵道の写真、2回目です。

事故現場を通り過ぎ、第3セクター化されたタイミングで設置された紫香楽宮跡(しがらきぐうし)駅に着きます。

紫香楽宮跡駅 信楽方面

集落からは少し離れているようですが、歩けない距離ではないようです。また、独立行政法人国立病院機構 紫香楽病院の最寄り駅でもあります。この写真が撮影された当時は「国立療養所 紫香楽病院」でした。普通の国立病院と違って、「国立療養所」という時はたいていの場合重症心身障害児(者)の療養が専門的に行われていましたが、「病院」というもの自体あまりないような地域に設けられていることも多く、だいたい外来診療も受け付けているようです。

↓次は雲井です。ここは国鉄時代からあった駅です。

雲井駅 貴生川方面

まんたろうさんのメモでは貴生川方面となっているので、信楽方面に走る時はホームが反対側なのでしょう。ホーム上の男性が手を振っているように見えるので、列車はやはり信楽向きなのでしょうか。駅員は国鉄時代、というか昭和37年頃からいないそうなので、この方がどういう方なのか不思議です。

↓雲井駅の時刻表

雲井 時刻表

今はさすがにほとんどごっそり変更されてしまっていますが、本数や運転間隔はほぼ変わっていないようです。1本乗り逃がすと即遅刻という感じですが、2013(平成25)年9月16日の台風被害で1年以上運休せざるを得なくなり、衝突事故以来の致命的な危機に、いよいよ今度こそ廃線かと思われた事態も何とか乗り越えたので、それなりの利用はあるのでしょう。

↓駅名表

雲井駅

「しがらきぐうし」だけ直されていますが、国鉄時代からそのままのものでしょう。

勅旨を出て雲井に向かう列車 538D↓

勅旨-雲井 538D

↓上と同じ列車です。勅旨と雲井の間は少し山になっていて、切り通したような格好に見えます。

538D 勅旨-雲井

↓勅旨駅です。小学校1、2年生でしょうか?1年生にしては大きく見える子もいますが、帽子が黄色いのはやっぱり1年生なのかなという気もしたり。

勅旨駅 貴生川方面

今はもうみんな30歳を過ぎていることでしょう。結婚が早かった子だと、もうこのくらいの歳の子どもがいるかもしれません。でも地元に残っている子がどの程度いることか。

それにしても勅旨でこんなにゾロゾロ何の用事だったのでしょう?信楽と雲井には今も小学校がありますが、勅旨駅近くには小学校はありません。

この時点で事故から2年、運転再開からは約1年半です。きっとすぐ近くで起きた大事故に、子どもたちは大きな衝撃を受けていたことでしょうけれど、やっと少し平穏さを取り戻したところでしょうか。

因みに「勅旨」というのがまた何とも硬い、仰々しい駅名ですが、駅の所在地の大字自体が「勅旨」で、「勅旨田」ないし「勅旨牧」といって、「勅旨」(天皇の命令、意思)によって開かれた田、または馬の飼育に当たった牧場に由来するのではなかろうかということです。あくまでももともとは一般名詞なのです。「東京」「京都」も音読みだけの地名ですが、そういうのともまた違って、何とも音の響き方が地名としてはぎこちなく、生硬な感じです。

↓こちらは下り列車、勅旨から玉桂寺前の間です。

勅旨-玉桂寺前 535D

こうして見ると結構車体を美しく撮れるところが多いですね。

↓玉桂寺前駅。ここも第三セクター化される時にできた駅です。

玉桂寺前

玉桂寺は真言宗の由緒あるお寺だそうです。真言宗のお寺なんてあまりそうそうその辺で見ないですが、要するに密教系、高野山系の寺院です。この駅が最寄となる民家は、手前の勅旨駅との間で、どちらかというと勅旨より玉桂寺前の方が近いかな、という家が何軒かある程度で、駅のすぐ近くにはほとんど民家はなさそうです。お寺には名所ともなっている保良(ほら)の宮橋というつり橋を渡って行きます。

↓玉桂寺前を出た列車が、信楽までラストスパートです。

玉桂寺前-信楽 535D

↓信楽駅に着いた列車は折り返し536Dとなって貴生川に向かいます。

536D 信楽

↓信楽駅

信楽駅

雰囲気は現在と変わっていないと思われます。この時にはまだJRバスがありました。

新名神高速道路の草津田上-亀山間が着工されたのはこの年の暮れですが、今は信楽インターチェンジがあるのももはや当たり前になりました。一方で信楽線も含まれる「びわこ京阪奈線」計画は何の動きもなさそうです。あったら面白そうですが、人口が希薄で、実現は難しい気もします。最高時速70キロ程度で1時間1往復のディーゼルカーが、次の25年でどう変わるでしょうか。
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