青いバス停

There have been buses for more than 90 years in Otsu City. 「専攻?」である大津営業所管内の京阪バスの歴史を主体とした交通関係の記事をはじめ、雑記を記しております。
バス停付近の四ノ宮川に架かる四ノ宮橋東詰には、1965(昭和40)年までの住宅地図においては、「毘沙門前」という謎のバス停の記載があります。

現在の四ノ宮橋↓

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橋のように見えませんが、サークルKと、手前のインド料理店の間に微妙な距離があることに気づいて頂けるかと思います。ここが橋で、下に小さな川が流れているのです。

地図ではこの橋の東寄り、上の写真では手前に「毘沙門前」のバス停があったことになっていますが、他にこのバス停に関する記載がある資料がなく、全くの謎の存在です。距離も、四ノ宮と国道山科の間で近すぎる気がします。

まっすぐ北に進むと京津線の踏切「毘沙門道」とぶつかるのだろうか、と思って調べましたが、かなりずれていて、呼応するとは言い難いです。

なお、ここから川沿いに南下すると、志賀直哉の旧居跡が見えてきます↓

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後ろは川で、そう簡単に流路が変わるとは思えないので、実際にはこの碑の向かいにあるお宅の辺りが旧居だったのでしょうか。

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奈良市高畑町の旧居は今も建物があって見学ができ、私も行ったことがあるのですが、その穏やかな佇まいに、彼が東京に戻ってからもなぜ奈良に未練があるような発言をしているのか分かる気がしました。その前に住んでいたのが山科で、期間は1923(大正12)年10月からの約1年半と決して長くはなく、建物は残念ながら残っていません。

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『山科の記憶』は私も中学か高校の頃に読みました。当時は今以上に山科のことを知りませんでしたが、それでもそこに書かれているほど長閑でないことは分かっていましたから、信じられない思いでした。

でも、1975(昭和50)年前後の新聞でもまだ、牛の予防接種を山科のどこそこで実施、などという情報が載っているくらいで、山科は比較的最近まで農村だったのです。「京に田舎あり」と言われますが、今、山科のどこで牛を飼っているひとがいるでしょうか。「山科急行」のシンボルマークにされている山科ナスでさえ、山科どころか京都市内ではほぼ作られていないというのに。
その点、山林こそ京都市とは比較にならないくらい少ない、というかほとんどないであろう横浜市に、実は600頭以上の乳牛、1万頭以上の豚がいるというのですから、驚きです。

↓四ノ宮バス停から、京阪四宮駅に行く途中にある旧三条四ノ宮交差点

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私の中では魔の交差点です。旧三条は今も京都市内から大津方面への抜け道になっていて、狭いのに通行量が多くてスピードが結構出ているし、左右の確認がしにくいは、狭くて右左折しにくいはで、大丈夫かなと思って右左折しようとした車と、それに驚いて急ブレーキを踏む三条通側の車とがぶつかりそうになったり、南北の通りから出たい車と三条からそちらに入りたい車が鉢合わせになって、どうやって離合したものか迷って焦っている姿など、たまにしか来ないのに、そういうシーンばかり見ている気がします。

↓車の切れ目を縫って、こわごわ横断すると、京阪四宮駅です。

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曽ては三条から来るほとんどの普通電車がここで折り返していましたが、今、ここで折り返す電車は1日に何回、というレベルです。車庫は今もあるにはあるのですが、京都市営地下鉄東西線開通・直通運転開始とともに、検車機能が石山坂本線の錦織車庫に移ってしまったため、こちらは閑散としています。何本も線路はありますが、私は1編成止まっているか、空っぽかの状態しか見たことがありません。

それでもまだ、大津列車区四宮分室や定期券売り場といった他の駅にはない機能が残っていて、京阪電鉄ホームページ内でも、山科駅をしのいで、京津線ではここだけが「主要駅」扱いを受けています。

私は寧ろ、何かあった時のために山科にこそ非常用の渡り線を設けて、取り敢えず山科から東の足を確保できるようにしたらいいのに、と思います。

↓京阪四宮駅と、四ノ宮バス停との間の細い道沿いにある精肉店、「鈴や」

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何なら、本業のお肉より有名かもしれない、「四ノ宮カレー」↓

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一度目に行った時は、既に売り切れ後で残念だったのですが、二度目で巡り合えました。
昔ながらの個人店らしく、無理に日曜日に開いたりせず、平日と土曜だけの営業。本来お肉屋さんなので、カレーは店の一部を改装したらしい5席ほどの小さなカウンターで11:30から提供、売り切れ次第終了。ただ、持ち帰り用のパッケージは別途販売されています。

これで450円は安い!因みに右のオレンジ色のケースは、スプーンを立てるためのものです。
牛すじカレーは少し高めの550円ですが、今度はそっちを頼んでみよう。

コロッケなどをトッピングすることもできるのですが、コロッケはコロッケで味わいたかったので、ミンチカツと1つずつ購入↓

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結局おやつの時間まで待てず、駅で電車を待つ間に食べてしまったんですが、これもまたおいしかった!
コロッケは少し甘く感じましたが、ホクホク、ミンチカツはジューシー!
ああ、また太る……

因みに、店の幟に「お地蔵さんもびっくり」とありますが、このお地蔵さんというのは、山科駅に行く途中にあるいわゆる「四ノ宮地蔵」こと徳林庵のお地蔵様のことです↓

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六角のお堂が特徴的で、夜は電球の温かい灯でホッとします。

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次は、国道山科【京津国道線他】/名神大津【京都八日市線特急】/音羽【旧 山科駅-勧修寺系統】です。
※本シリーズにおいては国道山科に進みます。
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コメント
この記事へのコメント
四宮話、面白く拝見させてもらいました。
数年前、台風の被害で京津線が止まったとき、代行バスが走りましたよね。その乗降場所は既存の路線バスのバス停とは何故か違う位置に置かれていました。何か理由があるんでしょうが、不思議に思ったものです。
横浜市。以前鶴見川沿いを歩いたことがありますが、案外畑も多かったですし、豚やら牛やらを飼っているとこも見かけました。
2016/05/15(日) 23:40:46 | malmondo | #-[ 編集]
Re: タイトルなし
malmondo様、初めまして、お越し頂きありがとうございました。

> 数年前、台風の被害で京津線が止まったとき、代行バスが走りましたよね。その乗降場所は既存の路線バスのバス停とは何故か違う位置に置かれていました。何か理由があるんでしょうが、不思議に思ったものです。

それは当然だと思います。代行バスは路線バスではなく、乗車券・料金等の扱いが全く異なるので、安全上無理な場合を除いて区別したいと考えるのが事業者サイドとして自然なのではないでしょうか?利用者にとっても、このバスは鉄道代行だから鉄道の乗車券で乗らないといけない、後ろに来ているバスは路線バスだから普通にバスカードやバスの定期券で乗るのだ、というのでは、ややこしいと思います。

四ノ宮の場合はそれでも東向き(浜大津方面)なら誤乗を防ぐ程度の意味しかないかもしれませんが、西向き(山科駅方面)は一般路線と峻別しないと、どさくさに紛れて鉄道代行のバスに、本来使用できないはずの「敬老乗車証」などで乗ろうとするひとが現れたりして混乱すると思います。まあ、乗り場を分けていても、ややこしいことをするひとはいるかもしれませんが。


> 横浜市。以前鶴見川沿いを歩いたことがありますが、案外畑も多かったですし、豚やら牛やらを飼っているとこも見かけました。

みたいですね。そこが京都と随分違いますね。
2016/05/16(月) 23:22:01 | 喜撰猿丸 | #HdXTMQ3I[ 編集]
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