青いバス停

There have been buses for more than 90 years in Otsu City. 「専攻?」である大津営業所管内の京阪バスの歴史を主体とした交通関係の記事をはじめ、雑記を記しております。
ひょんなことで、バスを降りる猫の写真を見つけて、記事にアクセスしました。2011(平成23)年12月15日付の”The Telegraph"です。

新聞の記事は結構すぐ消されてしまうこともありますが、3年前からUPされ続けて、まだリンク切れになっていないところを見ると、当分は見ることができると思いますが、消されないうちにぜひご覧下さい。

写真がすごい可愛いです!!

Owner surprised to find cat regularly catches bus日本風にいうと、「飼い主も気づいてびっくり!毎日バスに乗るネコ」くらいでしょうか。

イギリスの記事なので、当たり前ですが英語はイギリス式です。
戦後の日本の英語教育はアメリカ英語ベースで行われていて、日本で普段目にしたり耳にしたりする英語は、アメリカ英語が多いので、この記事を見ると、学校で教わったり、各サイトで取り上げられたりしている「アメリカ英語とイギリス英語の違い」が、本当にしっかりあるんだな、と思ってちょっと感激します。

どうしても何が書いてあるのか知りたかったので、自分のメモ書き程度ですが、だいたいの意味を訳してみます。突貫工事でバタバタバタっと訳したので、あんまりこなれた日本語になっていませんし、正確さも保証できませんが、雰囲気、と思って下さい。

(写真の上)
ドジャーと名付けられたペットの猫が、その名の通りにバスをつかまえて自分の街から気まま旅。

(写真の下)
(ディケンズの小説)オリバー・ツイストのアートフル・ドジャーにちなんで名づけられた、(ドジャーという)赤トラのネコは、家の近くのバスターミナルで公共交通機関にピョンピョン乗ったり降りたりしている。

※なぜその名の通りなのか、私はオリバー・ツイストを恥ずかしながら読んでいないのではっきりとは分かりませんが、ドジャーはすりの少年なので、そのすばしこさを指しているのでしょう。
※「公共交通機関」なんて仰々しい気がしたのですが、多分、その堅苦しさとhopという軽やかな単語のアンバランスさが面白いということなのかと思ったので、敢えてこう訳しました。
※moggyは、イギリスのスラングで「猫」。多分、普通のアメリカ人には全く分からない単語だと思います。
また、しばしば登場する"bus station"というのもイギリス風の言い回しで、アメリカでは普通は"bus terminal"と言います。日本の「バスターミナル」という表現はアメリカ英語から来たのでしょう。


15歳の彼は、困惑する乗客たちの膝の上に座ってまで、ドーセットのブリッドポートからシャーマスまでの10マイルの旅をする。(この一文、asの働きがよく分からなくて、自信ありません。evenもわざわざ訳出すると変な感じ)

ドジャーは、「お得意様」なので、運転手の中には、缶のキャットフードを持ってきて与えるものもいる。

※アメリカ英語で「缶」は"can"、イギリス英語は"tin" これも英米の違いの代表中の代表ですが、本当にこういう違いが生きているんだと思って感心しました。

↓you tubeにも動画が!



旅の終わりに、放浪の猫は自分の主 フィー・ジーンズのもとに帰る。

フィー・ジーンズさん(44歳)は、ドジャーが初めてバスに対する興味を持ったのは、バスが日なたにいる時、温室と同じように暖かいからだろうと思っている。

しかし、結局その後もこの冒険心にあふれる猫の乗車は続いている。

(この一文が何でもない文章のようでいて、結構難しい…あまり自信がありません)

ジーンズさんは、
「19か月前にここに引っ越してきました。家の裏手にはバスターミナルがあります。
※back ontoというのは「裏手で接している」というイギリス英語だけの表現のようです。
ドジャーは歳をとっていて人懐っこいです。最初、ドジャーはみんなが餌をくれるからバスターミナルに行き続けたのでしょう。
でもその時、ドジャーは温室のように暖かいバスに乗るようになったのです。
先週、私は彼が10マイルも先のシャーマスに行って帰ってきたことを知りました。
娘のエミリーが、自分の友達がシャーマスでバスに乗っているドジャーを見た、と私に知らせるまで、午前中ずっと彼を見なかったのです。
とても信じられなくてパニックになりました。自分の車に乗って、彼を探しましたが、やがて自分の家の近くにバスが停まって、彼が降りてきたのです。
彼は乗車中寝ていて、誰も気づかなかったのです。運転手さんが、ドジャーが何者で、どこに住んでいるのかを知った時も彼を乗せ続けていました。
その日の午後、ドジャーが別のバスに乗っているのを見つけたので、私はあわてて運転手さんに知らせに行きました。
運転手はキャットフードを与え、ドジャーは乗客の膝の上で寝ています。
時々、ドジャーは道の真ん中で座って、自分が乗る前にバスがターンするのを待っているのです」

ドジャーはバスの乗客や運転手にはすっかりおなじみだが、ジーンズさんは未だに赤トラの猫が行方不明になっていないかどうか、週に何回かは連絡を受ける。

バス会社の担当は、ドジャーがバスに乗るのは構わないが、積極的に奨励するものではない、としている。
「ネコにはちゃんと飼い主がいて、食べ物や寝る場所がある家に戻ることを妨げるべきではないので、運転手にエサは与えないように指示している。ただ、原則として、バスターミナル付近にネコがいることは問題ではない。
歳をとった猫が自由に旅をするのがよいのか疑問だが、この猫に与えられたのは多分、もし、『ネコバス』なんていうものが存在するのだとしたらそういうものなのだろう」

(最後の一文、分詞構文だと思いますが、かなり苦しいです。pussがどちらかというと雌猫のイメージなので多分、「年取った猫に長距離の旅が健康などを考えると本当に良いことか分からないけれども、バスに恋をしてしまったのかな」くらいだと雰囲気、分からなくはないです)



さすがイギリスですね。積極的に奨励はしないが、乗ること自体は構わない、なんていうのも「大人の国の対応」といったところでしょうか?
ネコは人間よりはるかに聴覚が優れているので、普通はエンジン音を恐れるだろうと思うのですが、それよりは暖かさの魅力の方が優ったということでしょうか。

日本だったらどうでしょう?
まず、これを良しとはしないでしょうね。
動物を乗せようとすると、きちんとしたケージに入れて、大きさによっては(本当に払うひとはみたことがありませんが)手荷物運賃を支払う必要があるでしょう。
バスターミナルの道の真ん中に猫が座り込んでいるというのも想像がつきません。

もしこんなことがあると、すぐにノミやらダニやら衛生面がどうだとか、もちろんそれはそれでネコアレルギーのひとなどもいることを思えば正しいのですが、そういう話になってしまうんでしょうね。
京阪バスの場合、各社局で相次いだ「乗客の置去り」を防ぐため、最近は後方の確認に力を入れているようなので、猫が乗り込んでいて気が付かない、ということは多分ないことでしょう。

イギリスでは他にも、4年間同じバスに乗って『通勤』し続けているネコ・Casperがいたそうで、彼は更に有名だったのですが、残念なことに4年前、タクシーにはねられて死んでしまったそうです。

世界的にも有名な動物好きの国民性ゆえ、こんな興味深いエピソードがそこここにあるようです。

もう3年経ちますが、ドジャーはまだバスに乗っているのでしょうか?
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