青いバス停

There have been buses for more than 90 years in Otsu City. 「専攻?」である大津営業所管内の京阪バスの歴史を主体とした交通関係の記事をはじめ、雑記を記しております。
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かつて国鉄の保養所(寮?)の特徴的な和風建築があったところが、今は住宅街になっているのを眺めながら、南下します。あの建物、90年代まではあったと思うんですが、撮っておいたらよかったです。

大浜 おおはま
所在地:大津市石山寺三丁目
開設年月日:(京阪バス)不明
        (京阪宇治バス)1980(昭和55)年4月24日
廃止年月日:(京阪宇治バス)2008(平成20)年11月1日
付近:石山公園 JAレーク大津・南大津支店 大平会館 西蓮寺
キロ程:石山寺山門前から0.5キロ(石山駅から2.8キロ)※但し京阪宇治バスでは石山寺山門前から0.4キロ


大浜――――石山駅から乗ると、石山寺山門前とバス停1つの違いで、遥か南の南郷まで乗るのと同じ運賃を支払わされる、路線バスのファンを唸らせるようなものは何もない、この地味で目立たないバス停が、
なぜ「大浜」なのか、ここの何がどう「大浜」なのか!?果たして知っているひとがこの地球上にいるのだろうか?
と私はここを通るたびに真剣に悩むのです。



大津営業所管内の京阪バスのバス停の中で、名前の由来が分からないことでこの大浜の右に出るバス停はありません。

新浜、樋ノ口、野々宮でさえ、由来とまで言わずとも、何かしらの文献には一応出てくるのに、この大浜は本当に四方八方、思いつく限りありとあらゆる手を尽くして調べても全く分かりません。

もう後は本社に問い合わせるか、地元の古老に聞くしかなさそうです。

何かご存知の方、ぜひお知らせ下さい。

[大浜【石山外畑線・宇交石山線7】]の続きを読む
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最近、英語の先生に、
「『現在完了形』じゃ、ネイティブの感覚だと今はもう走っていないように受け取られるよ」
と言われました。

ああ、そう言われてみたら…
①“I've studied Japanese for 3 years." (現在完了形)
②“I've been studying Japanese for 3 years." (現在完了進行形)

どちらも日本語では、
「私は日本語を3年間勉強し続けています」(もちろん、もっと訳し分けることもできますが…)
ですが、②はこれからもまだ勉強するという印象を与えるのに対して、①はとりあえず一区切りついて、終わった、という印象を与えるんでしたね。そんな基本的なことをすっかり忘れていました。終わってしまった、では縁起が悪いし、どうしようかな…。何かの機会に、タイトルを見直すか何か考えてみます。

さて、本題です。
「硅灰岩」とその上の「多宝塔」↓

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この多宝塔は、建築年代が分かっているものとしては日本最古、鎌倉時代、源頼朝の寄進により建てられたと言われており、国宝に指定されています↓

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昭和20年代には80銭切手、4円切手の図案となっています。

石山寺は「枕草子」「更級日記」など、数々の文学作品に登場しますが、何といっても有名なのは、「源氏物語」でしょう。
[石山寺山門前【石山外畑線・宇交石山線6-2】]の続きを読む
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石山寺山門前 いしやまでらさんもんまえ
所在地:大津市石山寺一丁目
開設年月日:(京阪バス)?
      (京阪宇治交通)1962(昭和37)年11月1日?
廃止年月日:(京阪宇治バス)2008(平成20)年11月1日
付近:石光山石山寺 大津石山寺郵便局 新石山寺保育園 石山寺港
キロ程:京阪石山寺から0.7キロ(石山駅から2.3キロ)


旧道を経由していた頃のバス停位置等については、2010(平成22)年10月23日付拙稿1988(昭和63)年10月23日 石山寺新道乗せ替え①及び翌日付の1988(昭和63)年10月23日 石山寺新道乗せ替え②をご参照下さい。
今回は現在のバス停と、その周辺を中心に取り上げます。



町名としての「石山寺」は1976(昭和51)年7月1日の石山学区の第2次住居表示施行時に、それまでの石山寺辺町から分離して誕生し、寺院としての石山寺の住所は「大津市石山寺1丁目1番1号」です。大津市では「丁目」や「番地」は原則として大津駅に近い方から順番に付番しているのに、ここでは2番地の方が北側で、3番地も門前なので、何らかの「配慮」があったように見えますが、まあ本家本元だからいいですね。

現在の石山駅方面の乗り場には、数年前から立派な待合室があります↓
[石山寺山門前【石山外畑線・宇交石山線6-1】]の続きを読む
前回の続きです。

20年くらい前は朝の7時台、8時台に多数の京阪石山寺止まりの便があり、石山団地始発もあったはずですが、ダイヤ改正の度に漸減し、到頭新浜始発の1本だけになりました。

なお、石山団地始発用の「1 京阪石山寺」という幕は交通規制やダイヤが乱れた時などの非常用のつもりなのか、単に消されていないだけなのか、更新された新幕でも残されています。

はっきりしたことは分かりませんが、京阪石山寺で運転を打ち切るのは、乗り換えの需要に応えるということの他に、石山商店街の渋滞をできるだけ避け、回送で少しでも早く石山団地や大石方面に車を送り返して、なるべく北行きのダイヤを乱れさせない、という意味があったのだろうと思います。

ところが乗換客の中で大きな割合を占めていた高校生が減ったこと、道路事情がそれまでより改善し、大きな渋滞が減ったことで、京阪石山寺止まりで運行する意味があまりなくなったといったことから、本数が激減したのだろうと思います。
京都市営地下鉄東西線が開通(1997年)するまでは京都の高校に通うというと、運賃が安い京阪電車が結構利用されていたのが、開通によって運賃が高くなるは、スピードは遅いはで何のメリットもなくなってしまい、ただでさえ減った高校生がそれまでほどに乗り換えなくなった、というのも大きいと思います。

少なくとも20年ほど前は、唐橋前まで北上して踏切を渡らずに右折、唐橋西詰で再度右折して湖岸道路に入る、という形で折り返しており、折り返しは必ず回送でしたが、いつの頃からか、名神と新幹線のガード下の細道を使うようになりました↓

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↓道の入口にはこんな看板が。

[京阪石山寺【石山外畑線・宇交石山線5‐2】]の続きを読む
京阪石山寺 けいはんいしやまでら
所在地:大津市螢谷
開設年月日:(京阪バス)大正末期?
      (京阪宇治交通)1962(昭和37)年11月1日?
廃止年月日:(京阪宇治バス)2008(平成20)年11月1日
付近:京阪石山寺駅 伽藍山公園 螢谷公園 医王寺
キロ程:唐橋前から0.8キロ(石山駅から1.6キロ)


唐橋前からの長い直線を走ると、「京阪石山寺」です。間にもう1つバス停があってもおかしくないくらいの距離です。京阪バスでは曾て、この長い距離を利用して「大津観光一日乗車券」、のちに「大津フリークルット」の案内放送が流れていました。現在はPTPS(公共交通優先システム)に関する案内が流れます。また、南行きの場合は、1995年に合成音声化される前から、
「石山寺へお越しの方は、もう一つ先の『石山寺山門前』でお降り下さい」
というアナウンスが流れますが、エンジン音で聞き取れなかったりするのか、間違えて降りてしまうひともしばしば…。

因みに、10号経路 宇治川ライン線や岩間寺行きの臨時便が石山駅を出て最初に停車するのがこのバス停でした。
また、京阪宇治交通と京阪バス9号経路(4A号経路)では、唐橋前に続き、2回目の運賃区界停留所で、早くも整理券は2番になります。(時期によりここが1回目の場合もあり。詳細調査中)



この辺りの住所は「螢谷」で、石山寺駅も、一時「石山蛍谷駅」と呼ばれていた時代があります。

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ここは敢えて新字体の「蛍」ではなく、旧字体で常用漢字表にも掲載されていない「螢」の文字が使われていて、これが正式な町名です。だいたい住居表示制に移行する時に新字体に改められるので、こういうケースは大変珍しいと思います。
地名そのままで、かつては蛍が群れ飛ぶ谷だったということです(『角川日本地名大辞典 25 滋賀県』P767)

↓石山寺駅

[京阪石山寺【石山外畑線・宇交石山線5‐1】]の続きを読む
土曜の夕暮れ、栄町との間の「鳥居川」交差点。混んでいます。平日の朝もこういう感じです。
「石山駅」の項で取り上げた、都市計画道路が開通すると、大分車の流れが変わって、すっきりするかもしれません。

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これほど渋滞していない時でも、浜大津方面から京阪電車に乗ってきて、京阪石山ではバスにタッチの差で乗り換えられそうにないという場合、唐橋前で降りて乗り換えると、まずほとんど間違いなく乗り換えられる、というのは石山・南郷方面の住民の「豆知識」?? これが石山寺では行き過ぎで、なかなか青に変わらない横断歩道で待ちぼうけを食らっている間にバスに追いつかれてしまうことがあるのです。

ここにも写っている中途半端な植え込みスペース、何とかならないのかと思いますが、80年代は何と民家でした。しかし、1971(昭和46)年の住宅地図を見るとこんな形にはなっておらず、手前のショートカットするような道もなくて普通に家が建ち並んでおり、なぜ、どういう事情でこうなってしまったのか不思議です。

[唐橋前【石山外畑線・宇交石山線4-2】]の続きを読む
唐橋前 からはしまえ
所在地:(石山寺・南郷方面及び迂回用)大津市唐橋町
    (その他のポール)大津市鳥居川町 
開設年月日:(京阪バス)? ※国分方面は1965(昭和40)年4月22日
      (京阪宇治交通)1962(昭和37)年11月1日?
廃止年月日:(京阪宇治バス)2008(平成20)年11月1日
付近:京阪唐橋前駅 瀬田橋(瀬田の唐橋) 大津市立晴嵐(せいらん)幼稚園 福井銀行大津支店 長徳寺 下之町自治会館 大津あいあい保育園 
キロ程:栄町から0.3キロ(石山駅から0.8キロ)




瀬田の唐橋のたもとだから「唐橋前」というより、京阪電車の唐橋前駅のそばだから唐橋前なのでしょう。
橋が駅やバス停の名前となる時に「前」を付けるのは全国的にも珍しいでしょう。

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「瀬田の唐橋」は唐様(からよう)の橋であったために俗にそう呼ばれ、正式には単に「瀬田橋」といって、「勢多橋」とも書いたようです。

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山崎橋、宇治橋とともに日本三橋と言われます。
[唐橋前【石山外畑線・宇交石山線4-1】]の続きを読む
栄町 さかえまち
所在地:大津市栄町
開設年月日:1988(昭和63)年7月1日?
付近:日本キリスト教団石山教会 清和幼稚園 大津栄町郵便局
キロ程:松原から0.2キロ(石山駅から0.5キロ)


『角川日本地名大辞典 25 滋賀県』によると、東海道はかつて膳所城の「瀬田口総門」からこの栄町まで松並木道が続き、一里塚もあったとのことです(P759)が、今はもうその面影はありません。

栄町は、松原とともに、鳥居川に5つあった小字(上之町、中之町、下之町、栄町、松原町)のひとつで、明治22年以降1933(昭和8)年の大津市との合併までは石山村(町)大字鳥居川字栄町と呼ばれていました。合併後1951(昭和26)年までは「大津市石山鳥居川町」として松原などとともにまとまり、その後「石山鳥居川栄町1~3丁目」となり、1967(昭和42)年から単なる「栄町」になりました。

石山駅より、この辺りの方が古い集落だったようで、明治、大正期の地形図を確認すると、この付近に人家が集中していて、それが時代を経るにつれて駅の方に伸びて行っているのが分かります。古い地形図は滋賀県立図書館などで見ることができますので、ご興味のある方はご覧ください。

今は「鳥居川町」と「栄町」や「松原町」は同等の単位ですが、昔は「鳥居川町」の方がより上位(優劣善悪でなくより範囲の広いという意味で)の地名概念だったことになります。



1972(昭和47)年5月13日付読売新聞滋賀版の「わが町再見」で、この栄町が取り上げられています↓

[栄町 【石山外畑線・宇交石山線3】]の続きを読む
↓石山駅を出てすぐ差し掛かる交差点。南郷方面はここで右折します。今となってはとても信じられませんが、1975(昭和50)年頃までは、この信号で右折すると、あとは南郷大石方面には信号機が1か所もなかったのだそうです。

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かつて、石山商店街の夜市で迂回運行する時は、まっすぐ突っ切っていましたが、いつの間にか左折して粟津中学校の脇を通って湖岸道路に出るようになりました。

↓都市計画道路が完成すると、またここを通るように改められるのかもしれません。

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↓県庁所在地とはいえ代表駅でもない駅前で、ウソだろう?と信じられないのですが、1970(昭和45)年の開店当時、全国最大規模のスーパーマーケットだったという平和堂石山店。

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この前を通り過ぎて、京阪電車の踏切を渡ると間もなく松原です。

松原 まつばら
所在地:(南郷方面)大津市松原町
    (石山駅方面)大津市粟津町
開設年月日:(京阪バス)?
      (京阪宇治交通)1962(昭和37)年11月1日?
廃止年月日:(京阪宇治バス)2008(平成20)年11月1日
付近:京都信用金庫石山支店 京都中央信用金庫石山支店
キロ程:石山駅から0.3キロ


※キロ程は、「駅すぱあと」(京阪宇治バスの路線があった当時の版のものを含む)や「Yahoo!JAPAN 路線情報」、1979(昭和54)年1月1日現在の「京阪宇治交通路線図」等を参考にしております。京阪宇治交通と京阪バスのキロ程は一部食い違いがありますが、計測の仕方や端数の処理の仕方の違いなどに起因するもの、或いは道路の改修等で距離が変わったものを反映しているかいないかといったことに原因があるものと思われます。基本的に京阪バスのキロ程を優先し、食い違いがあることが明らかな場合は特記します。



[松原【石山外畑線・宇交石山線2】]の続きを読む
石山駅 いしやまえき
所在地:大津市粟津町
開設年月日:(京阪バスとして)?
      (京阪宇治交通として)1962(昭和37)年11月1日
付近:JR石山駅 京阪石山駅 京阪バス石山駅前案内所 大津署石山駅前交番 石山駅前郵便局 平和堂石山店 滋賀銀行石山支店 




いよいよ京阪バスの東の砦、大津営業所の背骨である大津市内総合線2、4号経路を取り上げる機会がやって参りました。本当は京阪バス全体の中でも最古級の歴史を持つこの路線を真っ先に取り上げなければいけなかったのかもしれません。

↓T.F.様が提供して下さいました。はっきりした撮影年月日は分かりませんが、80年代だと思います。私はこのくらいの時期が一番懐かしく、一番「石山駅」という感じがします。

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車両はA-1488 K-MP118M 昭和55年式のいわゆる「ブルドッグ」です。
1993(平成5)年の大津営業所移転時まで、このように「石山寺」の経由地表示が入っていたのも懐かしい。

[石山駅 【石山外畑線・宇交石山線1】]の続きを読む